第36話 ドS王女様は足の指で戯れる
安易な展開にならないように、◯ってしまったクリス様を書き直し(^o^;)
令和2年1月5日
言い回し等の微修正。
-王女クリステラ視点-
わたくしの下着をのぞくなんて、本当にケイトはエッチですの。
ても、わかっていますわ。
本当はわたくしが急に足を上げたせいですのよ。
それでも、下僕として、そのくらい予測して回避すべきですわね。
ケイトが前を向きましたから、改めて指令環をはめますわね。
ケイトの言う通り、足の指にもはめられるかもしれませんの。
そうしたら、何か違う効果があるかもしれませんわ。
…
…
もうっ!
手が足の指に届きませんのっ!
もっと普段から柔軟をしておくべきでしたわ。
「ケイト、わたくしの足の小指にこれをはめなさい」
「はい!」
わたくしが足を下ろしてケイトに命じると、ケイトはわたくしの足の小指にそっと指令環をはめましたの。
これは指にはめると自然とその太さに合わせますのよ。
でも、そのままですわね。
「クリス様、大きさが調整されないってことは、足の指に使えないってことでしょうか?」
「一応命令を出してみますわ。『起動』!」
起動しませんわ。
せっかく面白い発見だと思いましたのに。
「クリス様、ちょっと鑑定しますね」
「ええ、やってみなさい」
「『上級鑑定』!指令環の使い方がわかるだけ!」
鑑定結果はどうなのかしら?
「あっ、鑑定さん!」
「えっ?!また出てきましたの?わたくしも話したいですわ!『上級鑑定』!」
『指令環』
手の指にはめる指輪。
はめる指ごとに違う効果を発揮させられる。
それ以上は上級鑑定でも詳しくは教えられないよ。
って、しまった!
「本当ですわ!」
(鑑定の続き)
くっ、もう話すのはやめておこうとしたのに、つい話してしまったな。
「鑑定さん、この前はありがとうございました!おかげで戻ってこれました!」
(鑑定の続き)
おう、良かったな。まあ、クリス様とお前の絆が強かったせいで、別に俺のせいじゃないからな。
「ふふっ、謙遜しなくてもいいですわ」
(鑑定の続き)
ちっ、なんだかこっぱずかしいや。
それより、舞闘会関係の物の中でも指令環は一番機密性が高いから上級鑑定でも使い方とかは出ないからな。
「それで足用の指令環ってありますの?」
(鑑定の続き)
……
「返事ができないってことは、あるみたいですわ」
「そうですね」
(鑑定の続き)
お、お前らっ!
鑑定スキルに鎌をかけるんじゃねーよ!
「すると、『足用指令環』かしら?」
「語呂が悪すぎますね。足用の指輪の名前は…クリス様すみません、知らないです」
(鑑定の続き)
残念だったな。
これはきっちり名前を言わないと出せないぞ。
「それでしたら、『装飾品召喚』!足用の指輪ですの!」
(鑑定の続き)
はあっ?!
「出ましたわ!足指用のは一部切れてはめやすくなっていますのね。そしてこれを『鑑定』!」
『爪先指輪』
金属製の安っぽい足指輪。
価値は低い。
「ケイト、トゥーリングですわよ」
「なるほど、爪先の指輪なんですね」
(鑑定の続き)
そ、そんな調べ方があったとは…。
「鑑定さんが最初から教えてくれたらいらない爪先指輪を出す必要もなかったですわよ」
「とにかく出してみましょう。『舞闘会用駒召喚』爪先指令環!」
ケイトが手をひらくと、そこには円ではなくて一部が切れた形の指輪が握られていましたわ。
「これが足用の指令環ですのね!」
(鑑定の続き)
ちっ。
仕方ないな。ほれ。
『爪先指令環』
足の指にはめる指輪。
はめる指ごとに違う効果を発揮させられる。
手の指令環とはキーワードが違うから、それを探すのは大変だぞ。
「まだ鑑定してないのに親切ですわね」
(鑑定の続き)
上級鑑定に魔晶石2つ使ってるからサービスだ。
じゃあな、あばよ!
「帰ったみたいですわ」
「でも、新発見できてよかったですね」
「では、さっそく色々試しますわよ!」
-主人公ケイト視点-
俺はまず小指に爪先指令環をはめてみる。
「ひゃうん」
「クリス様?!」
指輪がきゅっとサイズ調整されたら、クリス様が変な声を上げたぞ。
「ゆ、指輪が締まる時がくすぐったいですの。でも、勝利のためなら耐えますわ!」
「無理しないでくださいね」
「それで、どうすればいいのかしら?」
「とりあえず、起動からでは?」
「そうね、『起動』!」
しーん。
「起動くらいは同じかと思いましたのに」
「これは難しそうですね」
「ケイト、思いつくものをどんどんやるわよ」
「とりあえず、始めることに関することだと思うので、その関係で」
『始動』『開始』など色々やってみたが、特に反応はない。
だいたい、なんで足指用なんだろ?
-王女クリステラ視点-
そろそろお昼ですわね。
ケイトも考え込んでしまいましたの。
今日は無理そうかしら?
「クリス様、どうして足の指にすると思います?」
「それは…手ではできないことをさせるためかと思いますのよ」
「そうですね。そういう感じで、『どうして足の指なんだ?』って考えていこうかと思います」
「わかりましたわ」
どうして足の指なのかしら。
わたくしみたいに体が硬いと、足の指にはめられないかもしれませんわ。
わたくしにはケイトがいたから良かったようなものの…え?
ケイトが居たからはめられた?
まさか…
「ケイト!あなたが『起動』をしなさい!」
「えっ?はい!『起動』!違う?『始動』!これも違う?それなら『開始』!」
ケイトがわたくしの足に触れて色々キーワードを言うと、戦士の目が光りましたの!
「できましたわ!」
「どういうことなんです?!」
「これは、おそらく下僕用の指令環ですの!そもそもケイトが指令環を使えなかったのは、舞闘会に参加するための登録をしなかったせいですの。ですから、これでわたくしを経由してケイトが舞闘会に参加できるようになったのですわ!」
「おおっ!」
ふふっ。
難しいキーワードでも、わたくしたちにかかれば造作もないことでしたわ。
さあ、次はまず指令に該当するものを探そうかしら。
「次はクリス様の足の人差し指にはめていいですか?」
ケイトも手順がわかっているみたいですわ。
「ええ、おやりなさい」
「はい」
しゅぽっ
「はう」
「え?クリス様?」
「な、何でもありませんの」
足指から抜かれる時もくすぐったいですわ!
「じゃあはめますね」
すっ…きゅ
「はうん」
はああっ?!
は、はしたない声を上げてしまいましたの!
「くすぐったいのでしたら、今日のところはやめましょうか?」
「そんな!これはきっと姉さまたちに勝つための切り札になりますの!だから、絶対にやりますの!」
-主人公ケイト視点-
「はうん」
ちょ、それはくすぐったい声というより、イケナイ声じゃないんですか?!
いや、そんなことはないよな。
何考えているんだ、俺。
「クリス様、くすぐったいのでしたら、今日のところはやめましょうか?」
「そんな!これはきっと姉さまたちに勝つための切り札になりますの!だから、絶対にやりますの!」
すごいやる気だなあ。
どうしようか?
慣れればいいんじゃないかな?
でもくすぐりまくるとか、怒られそうだよな。
えっと、うーんと、とにかく、ちょっと触っても駄目だから、触ること自体に慣れさせるようにするには…。
…
…
…
これだ!
でも、許してもらえるかな?
「クリス様、マッサージしましょうか?」
「まっさーじ?」
「肩とか凝ったことありません?」
「肩が凝るとか、よくわかりませんの」
胸が大きいと肩が凝るって聞くけど、あれって都市伝説なのかな?
もしかすると、この世界では肩が凝るとかエコノミー症候群になるとか、そういうことにならない人間の体の構造になっているのかも。
「肌とか健康に良いことですので、ちょっとだけ試していいですか?」
「くすぐったりしませんの?」
「少しくすぐったいかもしれませんが、くすぐるわけじゃないです。それに、たぶん気持ちいいかと」
「気持ちいい?それでしたら頼みますわ」
よし、じゃあ準備だ。
「『日用品召喚』!マッサージ用のジェルとふき取るタオル!」
よし出た!
チューブ入りマッサージジェル!
-王女クリステラ視点-
マッサージって何でしょう?
でも、肌や健康に良くて気持ちよいのでしたら…。
でも、もし変なことでしたら、おしおきですわよ。
「『日用品召喚』!マッサージ用のジェルとふき取るタオル!」
じぇる?
何かしら?
あら、変わった入れ物ですのね。
「ゆっくりマッサージしますから、駄目なら言ってください」
「わかりましたわ」
プチュー
「ひゃっ。だ、大丈夫ですわ。冷たくてびっくりしましたの」
わたくしの足に、入れ物から出てきた冷たくてぬるっとしたものが塗られましたの。
せっせっせっせ
ケイトがわたくしの足の甲を撫で始めましたわ。
撫でるというより、こするという感じかしら?
いえ、これはさっきの『じぇる』を擦り込んでいる感じですわ。
しゅっしゅっしゅっしゅっ
あら
あらら?
な、なんだかちょっと暖かくなってきましたの。
それに、何か、心地いい?
いいえ、これが気持ちいいってことなのかしら?
足を撫でられているだけなのに、少しだけ気持ちよくなってきましたの。
「大丈夫です?」
「ええ。むしろいい感じですわ」
「それなら、指のほうもやりますね」
「え?ええ」
指はまだでしたわ。
大丈夫かしら?
すっ、すすっ
「ん、んっ!ケイト!」
「はいっ!すみませんっ!」
「わたくしがちょっとくらい声を出しても続けなさい!」
「はいっ!」
-主人公ケイト視点-
クリス様、指のほうはやっぱりくすぐったいんだな。
「わたくしがちょっとくらい声を出しても続けなさい!」
「はいっ!」
それなら、足の指の間に俺の指を入れて。
「んううん」
あっ、クリス様、口を押えてる。
それなら声が出ないから大丈夫かな?
「はあ、はあ、な、慣れてきましたの」
「それなら、ジェルを増やしますね」
「まだこの先がありますの?ええ、やりなさい」
にゅる、べたべた、にゅるにゅるり
たくさんのジェルで俺の指とクリス様の足指が絡むと何だかエロく感じるのは…
気のせい!気のせい!
にゅるにゅるにゅるるるるる
「ん、んんーんーっ!」
にゅるにゅるにゅるるるるる
「ん、あ、ああっー!」
どげしっ!
「ふごっ!」
は、腹にクリス様の蹴りが…
-王女クリステラ視点-
こ、これはちょっと凄すぎますの!
「ん、んんーんーっ!」
でも、爪先指令環を付けるためですわ!
我慢よ!
いえ、慣れるのよ!
にゅるにゅるにゅるるるるる
「ん、あ、ああっー!」
も、もうだめですわっ!
どげしっ!
「ふごっ!」
…はっ?!
思わずケイトのお腹をかかとで蹴ってしまいましたわ!
「ケイト、大丈夫ですの?」
「…う、うぐう」
声も出ないほどで苦しんでいますわ!
ど、どうしましょう?
そうですわ!
この気持ち良くなる『じぇる』を蹴った所に塗り込めば!
「じぇるを借りますわよ!」
わたくしは『じぇる』の入れ物を手にすると、手に塗り
ぶしっ!
ああっ!
入れ物を押しすぎて手を飛び越して畳に落ちましたの!
もったいないですわ。
でも、これを手ですくってケイトのおなかに塗り込むなんて、王女としてやりすぎではないかしら?
そうですわ!
これを足先ですくって塗れば、わたくしの足指の『まっさーじ』もできるかもしれませんの!
「ケイト!『目をつぶって仰向けになりなさい』」
「『は、ぃ』」
やっぱり苦しそうですわね。
今気持ちよくしてあげますわよ。
-主人公ケイト視点-
ううっ、座っている状態で蹴り上げられた踵がみぞおちに…。
「ケイト!『目をつぶって仰向けになりなさい』」
「『は、ぃ』」
うう、クリス様、いったいなにを?
え?シャツがめくられた?
にゅるっ
はうっ!
冷たい、手でジェルを塗られてる?
いや、この感覚はっ?
クリス様の足!
ぬりぬりぬり
ねとねとねと
にゅるにゅるにゅる
そ、そんなに足の指を器用に動かさないでくださいっ!
それに、そこは蹴られた部分じゃなくて、胸ですっ!
へ、へんな気分になるから、も、もうやめてくださいっ!
で、でも苦しくて声が出ない…。
-王女クリステラ視点-
ぬりぬりぬり
ねとねとねと
にゅるにゅるにゅる
楽しいし、わたくしも気持ちいいですの!
これなら、ケイトにやってもらうより、自分のペースで慣れることができますのよ。
それにしてもわたくしって、足の指がこんな器用に動きましのたのね。
開いて、閉じて、じゃんけんができそうなくらいですわ。
ペンとか持てるかもしれないくらいですわね。
でも、王女ですから、足でペンを持つとかはしたない真似はしませんわ。
…
…
ちょっとだけ、足指で何かを挟むのを試してみたいですわ。
うまい具合にケイトの胸に摘まみやすそうな部分がありますわね。
男性の胸は女性と違って、見ても触っても問題ないですわよね。
つねりっ
「いつっ!」
あら、痛かったかしら?
それなら『じぇる』を塗りますわ。
ぬりぬりぬり
「はうううう」
反対側をつねってみますわ。
つねりっ
「あうっ」
やっぱり痛いのね。
一応手加減しているからそれほどではいないはずですわ。
でも、念のため『じぇる』を塗りますの。
ぬりぬりぬり
「はうー」
ケイトの反応がいちいち面白くて、楽しくなってきましたの!
それに、何だか、すごくわたくしも指先が気持ちよくなってきましたのよ。
そもそもこの『じぇる』って、どういうものなのかしら?
「『鑑定』!このジェルのことを教えなさい!」
『足指マッサージ専用ジェル(極上)』
超レア品。これで足指をマッサージすると天国に行けるほど気持ち良くなる。足指以外の部分では普通のマッサージジェル程度。
超レア品ですって?!
道理で気持ちいいわけですの。
天国に行くって、どんな感じなのかしら。
こねこねこね
ぬりぬりぬり
ねちょねちょねちょ
「はあ、はああ」
息が荒くなってしまいますわ。
「あううう」
ケイトもよくわからない声を出していますの。
それに爪先のくすぐったさがいつのまにか無くなっていますわ。
ただ、何か足先だけじゃなくて、体全体がぽかぽかしてきましたの。
「はあ、はあ、ケイト。痛いのは、治ったかしら?」
「はい、もう良くなりましたから、その、やめていただいていいですか?」
「そ、そうね」
これ、止められなくなるわ。
天国に行くっていうのが気になりますけど、もうこれはしまっておきますの。
…でも、この足のぬるぬるはどうしたらいいのかしら?
「クリス様、ふき取るためのタオルがあるので、元の体勢に戻っていただければ、俺が拭きますから」
「わかりましたわ。では、椅子に戻りなさい」
そしていつものように座りますの。
「『目を開けてもよろしいですわよ』」
ケイトは足の指の間まで、きれいに拭いてくれていますわ。
少しだけくすぐったいですけど、我慢できないほどではありませんわね。
「ケイト。わたくし、少しくすぐったいのに慣れたみたいですわ」
「それは良かったです!」
さあ、そろそろお昼御飯ですわね。
ふふっ、今日のお昼は何にしてもらおうかしら?
お読みいただきありがとうございました。
ブックマークとか感想とかいただけるとすごく嬉しいです(^ー^)♪
次回も明日、12月24日18時更新です。




