エピローグ 半畳領地のドS王女様
エピローグです!
ここはとある都市の地下街。
クリスは広い場所が苦手なので、出歩きやすいように道幅の狭い地下街を探し、そこの空き店舗にケイトたちは引っ越した。
お店はマリナとカリナが中心となってケーキ屋を営んでいる。
この辺りにはケーキ屋が無いのと、自分達のおやつが作りたいためにそれを選択したのだった。
そしてクリスとケイトは四畳半をさらにケイトの『領域設定者』で区分けした半畳領地に住んでいる。
「クリス様、今日は俺たちの店番はありませんのでどうなされますか?」
四つん這いのケイトが上に座っているクリスにそう尋ねる。
「そうね。ケイトと兄妹ごっこをしたいですわ」
「久しぶりですね!」
「でも今回は思いっきり小さくなりたいですの」
クリスは『若さ召喚』の魔法を使って5歳程度になる。
「ケイトお兄ちゃん!クリスをいっぱい可愛がってね!」
「おおおっ!クリス様!いや、クリスちゃん!最高です!最高に可愛いです!」
「当たり前ですわ…なの!」
「じゃあ一緒に遊びましょう」
ピシッ!ピシッ!
「ふふっ!どう?ケイトお兄ちゃん!こんな幼い子に鞭打たれる気分は?」
「ああっ!クリスちゃん様!お許しくださいっ!」
「駄目ですわなの!こんな幼い体に欲情するとか、お仕置き3倍ですの!」
ピシッ!ピシッ!
「だって、小さくてもクリス様なので!」
「男性機能を治してから抑えが効いていませんわよ!」
ピシッ!ピシッ!
「膝の上に乗せたクリス様の…が湿ってきたので、まさかと思って触ってしまって」
「わたくしのせいにしますの?!」
ビシッ!バシッ!
「クリス様も排卵以外の女性機能を戻してから毎日俺に…」
「あれは奉仕させているだけですわ!」
「こんな小さくなっても濡れるとか、やっぱりクリス様はエ…」
「それ以上言わせませんわよっ!」
どげしっ!
クリスの蹴りがケイトのみぞおちに炸裂する。
とはいえ、所詮5歳時なのでたいした威力はない。
「こんな幼いわたくしに欲情していたら、わたくしたちの娘が生まれてから困りますわよ!」
「え?」
「あ…」
固まる二人。
「も、もちろんそれはケイトに『子作りの奉仕』をさせるときの話で、エッチなことではありませんのよ!さ、最初は卵からにしたいですわ!」
「クリス様…」
「この変態椅子!わたくしに何を言わせますの?!」
どがんっ!
クリスの激しい蹴りが股間に命中する。
「は、はうう」
「ケイト?5歳児の蹴りでどうしてそんなに苦しんでいますの?」
「クリス様…体が元の大きさに戻って来て…」
「え?もう時間ですの?!」
小さな服がビリビリと破れていく。
「う、うう」
「ケイト!しっかりするのですわ!痛いのはここですの?ああっ!こんなに腫れて!」
「違う理由で腫れているんですが…」
「みんなを呼びましたわ!」
クリスのCHAINでディアナ、エメル、サフィ、マリナ、カリナ、マリー、シェリーが一気に半畳に押し寄せる。
入りきれないので慌てて『領域設定者』で『壁』を取り払うケイト。
「ケイト!大丈夫ですの?クリスはどうして裸ですの?一体何がありましたの?」
「お母様!わたくしの服が脱げて、ケイトが子作りしようとして、わたくしがケイトのあそこを大きくさせてしまいましたの!まだ5歳児の体にですのよ!」
「クリス様、順番とか内容めちゃくちゃです!」
「カリナはなんとなく察したです」
「マリナもなの」
他の面々も顔を見合わせて頷き合う。
「じゃあごゆっくりー」
ケイトとクリスを残してさっさと引き上げていく一同。
「ど、どうしたらいいですの?」
「クリス様、とりあえず服着ません?色々見えて…」
「え?いやああっ!」
どごっ
「はうっ!」
とどめを刺されたケイトは完全に沈黙する。
「まったく、ケイトはエッチなことばかり…でも」
クリスはそっとケイトの顔を撫でる。
「これからもずっとわたくしはケイトのことを…愛…」
「ずっと椅子のことを愛用し続けますわ!」
今まで応援ありがとうございました!
これからは気の向いたときに後日談として更新します。
新作も書いていますので、またよろしければお読みください。
半畳領地のノクターンバージョンがあるのですが…いつかそちらも投稿するかもしれません。




