表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/42

第27話 テスト勉強の時間

「じゃーなー。また明日」

「ああ、帰ったらお前も勉強しろよ?」

「わーってるよ」

「じゃあね玲太君」

「じゃーねー紗愛花さん」


靴を履き終えた玲太は玄関の扉を開け、帰っていった。玲太が出てから外を見ていたら、玲太がものすごい勢いで走っていったのが見えた。


「はっや」

「?どうしたの?」

「何でもないよ。さあ、飯も食ったし、勉強勉強」


俺は勉強道具が置いてある机を前に座る。その対角線上に紗愛花が座る。


「今日は何教えるんだっけ?」

「化学と世界史だよ」

「そうだったな。化学の範囲は42ページ~75ページ、世界史は25ページ~46ページだったよな?」


そう言ってパラパラと教科書を開き、軽く内容を確認する。よし、この範囲なら大丈夫そうだな。そう思い、ノートに問題を作る。そして化学の問題を作り終えると紗愛花に渡す。


「これ解いてわからないとこあったら質問して」

「わかった。わからないところがあったら質問するんだったよね?」

「そうだ。全部解けたら俺に教えてくれ」


そう言うと紗愛花は俺の作った問題に集中し始めた。俺は世界史の問題を作り始める。


「…あれ?その本世界史の本じゃないよね?」

「んあ?ああ、そうだよ。先輩に極問クイズに誘われたから極問クイズの過去に出た問題を見てるんだ。意外と勉強になるぞ」

「へぇ。それで本番大丈夫そう?」

「んー、大丈夫そうだ。過去に出てきてる問題はほぼほぼ正解してるし」

「零助君なら全問正解できると思ってたよ」

「買い被りすぎだよ。学校のテストで満点とれるだけで、管轄外の情報あるし。はい、これも」


会話の最中にできた世界史の問題を渡す。紗愛花はそれを受け取り、化学の問題を解きながら会話を続ける。


「そうなんだ。『僕は何でも知っている』が売りの零助君だと思ってたよ」

「ほんとに買い被りすぎな?何でも知ってたらテストの出る問題わかるからこんな熱心に教える必要なくね?出てくる問題させればいいじゃん」

「零助君はそんなことしないと思うなぁ」

「ありがとう。まあ、しないだろうけどな。つーか何でも知ってたら人生面白くなくなって永遠の眠りにつくよ」


そう言いながら、本棚から新しいクイズの本を出してくる。今度は脳の柔軟性がわかるクイズの本だ。


「そう?私なら楽しむかもなぁ。あ、これ誰だっけ?」


そう言って聞いてきた問題は世界史だった。問題は『紀元前4世紀にエジプトに建設された都市Aで活躍した天文学者の名は?』と言うものだった。


「この人の有名な著作物は《原論》だな」

「えーっと、ユークリッド?」

「そうだけど、この場合は古代ギリシア語の名前を答えるんだ」

「エウクレイデス!」

「そう。じゃあそのまま都市Aの名前」

「えっとね、アレクサンドリア」

「正解。他にわからないところあったか?」

「無かったよ」


手を横に振る。そうすると俺に問題を書いたノートを渡してくる。目で確認すると聞いてきた問題以外全問正解だった。一応答え合わせをする。もちろんあってた。


「エウクレイデス以外全問正解」

「やった!」

「後は教えることないし、明日に向けて寝るとするか」


時計を見ると10時を過ぎている。そろそろ寝ないと俺がまずい。面白い授業でも睡眠を取らざるを得なくなる。


「そうだね。明日の授業の内容からも出るからちゃんと聞いとかないとね」

「そうだ。頭は朝飯を食べると冴えるから朝ちゃんと起きるためにちゃんと寝よう」

「だね」


ちゃんと寝ても朝ちゃんと起きれるとは限らないんだけどなと思いながら勉強道具を片付ける。


「歯ぁ磨いてくる」


そう言って洗面所に向かう。そうしたとき、風呂に入ってなかったことを思い出した。すぐさま自分の部屋の箪笥に向かい、着替えをとる。そしてさっさと風呂に向かい、服を脱ぐ。全裸になって風呂場に入り、体と頭を洗って湯船に浸かる。


「ああ~~。極楽極楽」


おっさんみたいな台詞を吐いて風呂を満喫していると、さっきの急いでいた様子を見ていた紗愛花が質問してくる。


「どうしたの?」

「ああ、風呂に入ってなかったの思い出してな。急いで用意して入ったんだ」

「そうなんだ。じゃあこの洗濯物洗濯機に入れとくね」

「あー、ありがとう。それ終わったら先に寝といてくれ」

「わかった。おやすみ零助君」

「おやすみ」


紗愛花が洗濯機に洗濯物を入れて移動するのを確認すると俺は体を拭き、外に出て服を着る。そしてドライヤーで髪を乾かして、歯を磨く。磨き終わると、自分の部屋のベッドにダイブして眠りにつく。あ、洗濯機回してないな。そう思いながら。


――――――――――――――――――


「ピピピピ、ピピピピピ、ピピピピピピ」


カチッとアラームを止めて俺は起きる。今は6時だよな?ちゃんと時計を見て確認すると6時だった。


「ふあああああ」


大きく欠伸をしてベッドから起きる。そして部屋着でリビングに向かう。


「おはよ、零助君」

「おはよう紗愛花」


紗愛花はもう起きていて朝御飯を作ってくれていた。今日の朝御飯はエッグトースト。紗愛花の作る料理はどんな料理でもとても美味しい。今日はどれだけ美味しいんだろう。そんなことを想像しながら洗面所に向かう。顔を洗って目を覚ます。長い睡眠のときは30分ぐらい目が覚めないから顔を洗う。朝飯を食おうがこの時の俺は目が覚めないので実質この時から俺の1日は始まる。

誤字脱字、文章でおかしなところ、または問題がおかしければご報告お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ