ちょっとした閑話である。
Side雄耀
これは実也が部屋から出ていったその後の話。
「ふぇぇ?え?えぇ?じ、実也、ちょっと待って!」
ちょっとした閑話である。
閑話の主人公は、輝伽雄耀。
輝伽光の弟で、山茶花実也の友達で`男の娘´と評される程の、美女もびっくりな可愛い顔の美男子である。
男子にナンパされてた所を実也に助けて貰った事で友達になった。
まあ、それは置いといて。
「山茶花実也、許さん!雄耀をたぶらかしおってえ!」
「お、お姉ちゃん。僕なら大丈夫だから、ね?」
「わ、分かった。」
良かったぁ、お姉ちゃんが本気で戦うといくら実也でも負けちゃうよ。
実也は中々強いけど、ステータスでおもいっきり離されてるから負けちゃうよね。
だったら思いきって!
「ね、ねぇお姉ちゃん。」
「ん?何だ?」
「ぼ、僕は実也と一緒に戦っていい?」
「ど、どういうことだ?」
「僕は、実也に加勢してお姉ちゃんと戦うよ!」
「な、なん、だと。く、くぅぅ!山茶花実也ぁ!殺す!」
「お姉ちゃん!」
「ごめんね。お姉ちゃん、実也をボコボコにするつもりだったんだけどさ、私のSA⚫I⚫A⚫Iのいもう、いや弟をたぶらかした実也を許せないんだ。」
「お姉ちゃん、今妹って言いかけたよね?」
「何の事だか解らないけど実也を殺す。この事は絶対に曲げない。分かってくれ。雄耀。」
「い、嫌だ。僕の友達だから、僕も戦うんだよ!」
「ならこちらも、人を追加するよ。」
「う、」
「2対30より1対1のほうがいいでしょ?」
「わ、分かった。」
って言ってもなあ、このままじゃあ実也負けちゃうよ。
お姉ちゃんの弱点、教えに行こうかな?
けど、お姉ちゃんにバレたら絶対実也の弱点教えて?って言われるしなぁ、どうしよう。
迷い迷って一時間ずっと考えていたのだった。