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あとがき
異世界召喚された息子と、残された父と母のお話でした。
悲しいことに、永遠に目覚めない息子を待ち続ける父と母。彼の魂は異世界へと渡りました。その身体は形骸と成り果ててしまいました。奇跡的に彼の魂が戻ってくるとすれば、それは彼が異世界で死んでしまった時でしょう。
息子の方は、そんな両親のことも知らずに生きています。手紙では、良いところまで推理出来ていましたが、まさか自分が植物状態になっているなんて思わないでしょうね。
魂だけの状態の彼は、大きな怪我をすればすぐに死んでしまう。彼はどこまで生きられるのでしょうか?
『貴方の骸に咲く花よ』
『貴方』とは、お互いのことを指していました。
『骸』とは、抜け殻のこと。親子揃って抜け殻のようにこれから生きていきます。息子の方は物理的に抜け殻ですね。
『咲く花よ』とは、『願い』や『祈り』などの思いのこと。息子の方は、滲んで読めなくなった言葉に詰まっているのではないでしょうか?それとも、いつの日か本当に身体から花が咲くかもしれませんね。




