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第2話 眠気と雨は運転の敵
時刻は午前2時。 しとしとと降り続く雨が、フロントガラスを細かく叩いていた。
人気のない道。 いつもより暗く感じる景色に、得体の知れない不気味さが背中を撫でる。
疲れが溜まり、腹はさっきのラーメンで満たされ、まぶたの裏に重たい靄が広がっていく。
──注意しなきゃ…
顔を左右に振るいながらも眠気が襲う前に、早めに自宅へ急ごうとアクセルを踏み込む。
気づけばスピードメーターは、すでに時速80kmを超えようとしていた。
…… 瞬きした、ほんの一瞬。
気を失っていたのかもしれない。 ハッと目を開けたとき──
目の前に、右カーブが迫っていた。
《次回予告》
制御を失った車が、夜の雨の中を滑っていく。
迫るカーブは、容赦なく牙を剥いた。
次回『第3話 運命のカーブと制御喪失の車』
そして、その先で待っていたものとは…




