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サスガル国、国軍四番軍

ノスガル国の東方、イーズ山とイーベル山の間にあるイーベル街道。

断崖絶壁の下にあるその道は人が通るには十分だが、大きめの馬車などが通るには細く、真ん中が凹んだ道となっている。

サスガル国から最も遠いノスガル国につながる道である。

故に、サスガル国はぜひ抑えて置きたい道でもある。


「進めー!」

サスガル国の兵士がイーベル街道の約三分の一を埋め尽くす。

そのまま、兵士たちは歩みを進める。

すでに、サスガル国の兵士がイーベル街道に入ってから、一日が過ぎようとしていた。

兵士の数、兵糧の不足、物資の偏り、等々問題は山積みであった。

たった一日だけで、兵士の士気は底を突きそうであった。

頭を抱える指揮官であるが、何かを決断したように、動き始める。

日が傾き始め、兵士が野宿の準備を始める。

泊まるような場所もなく、兵士の士気は一層下がる。

その夜、伝達用魔道具(マジックウェポン)音を届ける本(ボイサァーブック)』により、指揮官の声が軍全体に響く。

「我が兵士たちよ。一日で、我が軍の食料はほとんど尽きてしまった。物資も全員に行き渡ってはいないだろう。今にでも国に帰り、家族と話をしたい者もいるだろう。しかし、我々は成果も挙げず国に帰ることは許されない。かといって、国を裏切り、このままどこかに行くことも出来ない。ならば、すべきことは自ずと見えてくるはずだ。進め!進んで、成果を挙げ、国に帰るのだ!」

指揮官の話が終わると同時に、道のあちこちから歓声が上がる。

底を突きかけていた士気が一気に上がった。

「これより、逃げることを禁ずる。逃げたいなら、逃げれば良い!その時点でそいつは兵士でもなんでもない、ただの臆病者だ!」

「これにて、緊急伝達を終わる。明日に備えろ。」

兵士たちの士気は頂点に達しつつあった。

これ、一話で終わんないかぁ。

私のさじ加減だけど。

タイトルはこの軍の名前です。

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