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奇襲
ノスガル国の東方に位置するイーズ山中腹、サスガル国の奇襲である。
奇襲は少数精鋭で行われる。
サスガル国、国軍六番軍二番隊。
いわゆる、隠密部隊である。
特筆すべきは、魔法攻撃、音も光も出さず相手に被害を押し付ける。
奇襲のための部隊である。
「『暴発魔球』」
三人から放たれた魔力の塊は、ノスガル国の城壁をいとも容易く爆破する。
そこにいたであろう兵士も城壁と一緒に弾け飛ぶ。
街に巡らされた警報機から警報が鳴り響く。
瞬時にノスガル国の兵士が集まり、周囲を警戒し始めた。
「『光道魔法』」
瞬時に部隊全員がガルド平原とガルド平野の境界に、移動した。
移動したと同時に、あらかじめ配置されていたサスガル国の兵士たちが、ノスガル国につながる道に最終防衛線を敷く。
無数の兵士の行進
そのままノスガル国に攻め入るがごとく兵士が進んでいく。
第二次ガルド戦争、開戦である。
第二次ガルド戦争、サスガル国の奇襲。
第二次ガルド戦争、開戦。
死傷者、十二人。
奇襲、成功。
たぶん、位置が分かんないよな