うろ覚えでやってしまえ! 河あきらさん
河あきらさん
「いらかの波」「ご町内のミナさん」「WONDER!」が有名かな。後半2タイトルはレディースコミックスですが、男性でも安心して読める内容だと思います。
いつの間にかレディースコミックスに移っていてビックリしたものの、別マ時代と変わりない雰囲気かなぁ。最初の頃のレディース系は意識して色っぽい話をって頑張っていた気がしないでもないけど、それほど詳しくは知らない。なんせ私がレディースコミックスを読むタイプじゃないのよね。いえ、全く読まないわけではないけど、主人公が少年少女の方が落ち着くのよね。なので別マのコミックスの話がメインになるかな。書いてみないとわからないですが。
はじめて読んだのは「赤き血の絆」かなぁ。絆だったか印だったか。これは、亡き母親が狼女だった少女の話だったと思うんだけど、内容はもう覚えていない。読みたいんですがね。
結構暗い話が多いかもしれないんですが、コメディータッチも同じくらいあるかな。
「特ダネや~い!」なんて短編なんか主人公が少々貞操危なくなりつつサッカー部かなんかの同性愛疑惑を暴こうってどたばたする話だったかも。五木くんがねー。
主人公の女の子が盲腸で入院している間の話とか。盲腸だけにガスがねー。少女漫画なのに。
「いらかの波」はシリアスとコメディがほどよく混ざった話。全10巻だったはず。3巻くらいで1度完結してた気がするけど、再開したのよね。これに引かれて別マを読み始めたんですよ。中学2年だったか、養護施設から小林さんちの養子になってきた渡くんが巻き起こすあれこれ。いらかーは、渡くんの事故死した実のお父さんが大工さんでその夢が赤い甍屋根の家を家族の家として建てたいってことだったから。いつしか渡くんの夢になったんだよね。お母さんはからだが弱くて儚くなっちゃったので養護施設にいたんだけど小林夫妻に気に入られて養子縁組と。最初はなんやかんや猫被っていたんだけど、一度養護施設に遊びにいているところを見られて、本来の彼は活発なんだ! って知られたけど小林ご夫妻ほんっと渡くんがくんが好きで変わらず。渡くんもそんな彼らに心を開いていくんだけどね。お隣の島津さんちの息子さんがナルシストで、お母さんがもとモデルで彼女そっくり。高校編になってかなり後半、高校の生徒会長に襲われかける彼がなんとも不憫で可愛い。周囲に恵まれてないというか、スケバンに目をつけられて迫られてるしね。時々渡くん助けてあげればいいのにと思うけど、基本スタンスが放置な渡くん。本棚にあるので読み返したいんですけどね。時間が。
「渡り鳥は北へ」「錆びたナイフ」「忘れな草」「あなたは笑うよ」「故郷の歌は聞こえない」「山河あり」この辺は全体的にシリアス。少年犯罪で救いがないのとかね。外国でスパイ教育をされたけど母親の故郷を見たいとかで不法入国した青年と実の祖父と恋仲になる少女と彼を追っかけてきた組織の仲間のシリアスで救いのない話。戦時中のとある女性の話とかね。これ少女漫画に掲載されてたの? ってな話が多い。別マで読んだのはこの辺だね。
レディースで最初に読んだのは「ジャングルナイト」かなぁ。心が読める女性と知り合いになった男性の話。「シンデレラ戦争」お金持ちなのを隠してお金持ちの恋人の家にお手伝いさんとして入り込んだ女性と、彼女に別れを告げたはずなのに、彼女がいいとこの嬢ちゃんなことを知らなかった元恋人の話。元サヤかな? 「魔法使いの象」ーーーこれレディースなのかどうなのか記憶がないのだけど。苛めで自殺だったかいじめがもとで死んだ男の子と周囲の話。気楽に手にとってえらい目に遭いました。目茶苦茶泣いたわ。
「ご町内のミナさん」全8巻だったかな? もうちょっとあったかも。推理作家のミナちゃんが東京近郊(千葉かな?)の某住宅街に一戸建てを購入して一人暮らしをはじめて巻き込まれる近所付き合いと作家仲間たちとのもろもろ。面白いんだよこれ。ほーりゅーちゃんって歴史小説の大御所がいい味だしてます。
「WONDER!」全20巻前後かな? コミック化されなかったエピソードを読者が出版社に出してと要求して‘’.5‘’とかってナンバリングされて追加で何度も出版されてるので数えていないのですよ。不思議な犬ワンダーとその飼い主家族の悲喜交々の話。しかし最初クールな男設定だったヒロインの恋人で後の夫、キャラ変わりすぎ! 家庭持ったとたん良い意味でマイホームパパ化。何巻だったかに出てくる捨てられた老犬のエピソード、涙なくして読めませんとも。だいたいがほんわかホームコメディなんですけどね。時々あるシリアスが結構キツイかも。
この後3冊くらい出ているのかなぁ。タイムスリップものと何かあったような。それからお見かけしないのですが、脳梗塞で倒れられてから「パンだのパ」で絶筆されたのでしょうか。そうだと寂しいです。