季節感の消失:ハロウィン&クリスマス宣伝早すぎ問題
タイトルで出オチですかね。
突然ですが、作者は秋と冬が大好きです。木々が色鮮やかになること、石畳の上に落葉が積もること、寒い日に家でぬくぬくすること、薄暗い路地に差し込むオレンジ色の灯りも、冬服で身嗜みを整えるのも楽しいですし、兎に角、秋冬が好きです。
ただ、何と言ってもこの季節で一番楽しみにするのは、ハロウィンとクリスマスです。
今だにやっているカブ/パンプキン掘りも、仮装で踊るのも(サバトw)、何より幼少期の楽しい思い出が鮮明に蘇るキッカケの一つがハロウィンです。町全体の雰囲気も心地よく、正に秋の〆で、丁度観光客も減ってくる時期に重なるが故に、昔も今も、いい歳してハロウィンを祝っています。
クリスマスはもっと好きです。家族親戚が集まり、クリスマスツリーを飾り、ローストビーフにプレゼント、ビスケットもこれまたいい歳して楽しみです。どちらも指折り数えて楽しみにしていますが、流石に、二ヶ月前から指折り数える気力が無いのは、ここ一年で一気に老いを感じたからじゃない…と信じたいです。
…お察しでしょうか。
九月。生暖かい風がまだ吹き、夏用の麻の服を来ていた作者は、爽やかな日、大好きな地元を散歩していました。そしてふと見たショーウィンドウ。商品に交じり、なんと、骸骨とパンプキンが愉快に飾られていました。
九月。九月ですよ。ハロウィンは十月末。一カ月以上先じゃん、というツッコミをせざるを得ませんでした。しかし同月の末、作者はスーパーでジャコランタン用のパンプキンが売られているのを見て、更に困惑したのです。
でもそれはまだ良かったんです。一応、次の「一番大きなイベント」は確かにハロウィンでしたので。早めに準備する人には、もしかしたらこれくらいが丁度いいのかもしれない…
問題は今月。ほんの二日前、作者は「ちょいと早すぎるかな~」とか思いながらも、ハロウィン仮装のマスクをちまちま検索していました。その時に流れた広告がなんと:
「今年のクリスマスは○○(町の名前)で過ごしたい」
何、クリスマス!?まだハロウィンを祝っていないのに!季節感も楽しみもバグるこの感じ、何と表して良いか解りません。
ここ二日、作者は定期的にクリスマスの事を考えてしまっています。そして、まだ二ヶ月以上先なのを思い出し、勝手に絶望し、そしてwktkしていたハロウィンを忘れます。
はてさて、季節外れの早めの宣伝は、今に始まった事では無いとはいえ、私は正直好きではありません。早すぎる宣伝は、その特別な瞬間の「魔法」が無くなってしまうような、そんな感じです。特に今回の、ハロウィンについて考えていたタイミングで割り込んで来たクリスマス。今を楽しむ前に早くも次のイベントに焦点を当てることは、本来の楽しみを奪われる気がします。
商業目的や準備期間等々大人の事情がそれなりに多いのは承知の上で、せめてハロウィンは十月、クリスマスは十二月に入ってから考えて欲しい…と思うのは可笑しいのでしょうか。
季節感は生活にリズムをもたらす気がしますし、特別な瞬間を待ち望む事は日常生活を豊かにしてくれます。ただ同時に、冒頭で話した「二ヶ月は長すぎ」も個人的には本当です。待ち時間が長ければ長い程、いざその瞬間が来た時に、なんとも拍子抜けするような感覚は誰もが経験したと思いますが、その時のガッカリ感を、ハロウィン&クリスマスまでに持ち込みたくないものです。
まとめるなら……
ハロウィンとクリスマスの魔法を、早すぎる宣伝で奪わないでくれぇぇ。
少しでも季節感とムードを戻そうとハロウィン映画を三本程見に行きましたが、予告でクリスマス映画が出てきましたよ。止めてくれ!!今は秋とハロウィンを楽しみたい!!(;´༎ຶД༎ຶ`)
*これは全て英国での出来事なので、もしかしたら日本ではそうでは無いのかもしれません…