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ジャンヌ・バロアの謎ー貧民街から抜け出そうともがく
ジャンヌ・ロザリー・の姉妹設定はは池田理代子先生の創作とあとがきに記されている。
ジャンヌがじゃがいもを盗んだことに母はジャンヌをぶって叱る。
「母さんみたいにきれいごとばかり言っていたら飢え死に死ぬのがおちさ」
この言葉はおそらく、正しい。
もし、ポリニャック夫人に馬車に轢かれるという事故がなくとも、ロザリーは仕事も失っているのだ。きれいごとでは生きられない時代だ。
そんなジャンヌだが、あるきっかけで、貴族の夫人に引きをして取られることになる。そこで、彼女は夜も寝ないで努力をして、貴婦人としての作法、知識を身につける。そう、彼女は努力家なのだ。
だが、彼女は恩人である夫人を夫ともに殺害する。そして、彼女は首飾り事件をひきおこす。