デュ・バリー夫人の謎 デュ・バリー夫人ベルばらの舞台から退場する
国王類15世が病に倒れます。
天然痘にかかり、死期をさとったルイ15世は懺悔をしたいと司教を呼びます。
司教は国王にデュ・バリー夫人の追放を進言します。そして、デュ・バリー夫人修道院に送られることになります。
ここで、作者がデュ・バリー夫人について語ります。
国王の寵愛をかさにきて贅沢のし放題をし、国民の血の一滴まで搾り取った国王の妾。
よく考えれば、デュ・バリー夫人がやったことってそのまま、マリーアントワネットがやったことなんじゃないのかと思います。
マリーアントワネットは夫のルイ16世が何もいわないことをいいことに贅沢のし放題やったんですから。あれほど嫌っていたデュ・バリー夫人と同じことやってるんですよね。
二人の違いといえば、出自が違うということと、最後の振る舞いぐらいでしょうか。
実際のデュ・バリー夫人、以外にも宮殿の貴族たちには評判がよかったようです。また、革命時は貴族たちの亡命の支援などをやっていたらしい。革命時イギリスにいたらしいのですが、なぜはフランスに戻ってきて革命軍に捕まってしまいます。マリーアントワネットが毅然と死に向かったのに対し、デュ・バリー夫人は見苦しく抵抗したと伝えられています。