第八百九十九話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(20)』
第八百九十九話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(20)』
《ネコにゃもんで》
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「でにゃ。ミーにゃん。
たとえ」
『毛つくろい』
「が終わったとしてもにゃよ」
「んだから、
終わってるのわん」
「ミムカにゃんの元を去って、
こうして」
『湖「彩香」』
「に帰ってきてみれば、
……ほら。アレにゃよ。
ほとりにそって、
お行儀よく並んでいる、
大岩の一つに、
どうしたって、
目がいっちゃうのにゃんよ」
「ミロネん?
はて?
ミロネんがなんでここに?
しかも」
『座禅』
「なんか組んで」
《と、ちょうどそこへ、にゃん》
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『にゃん?』
「ミーにゃん。
レミロにゃんからの、
霊覚交信にゃんよ」
「えっ」
『うわん!』
「ホントにホント、なのわん」
《んにゃら、しばし、拝聴するとしようにゃん》
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「ミーナ殿、ミアン殿。
今、ミロネは、
お務めのさなかでして。
気を集中させることで、
天空の村に漂う霊気から」
『異変の有無』
「を感知しているのです。
なので、
申しわけありませんが、
くれぐれも」
『いたずら』
「などはなさらずに」
『温かい目』
「で見守っていただければ、
とまぁかように、
願う次第なのです。はい」
《にゃあるほろぉ》
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「にゃって、ミーにゃん」
「ふぅぅん。
ってことは……」
《不吉にも言葉がとぎれたもんで、つづくのにゃん》




