第八百九十八話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(19)』
第八百九十八話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(19)』
《ネコさまにゃん》
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『ああんもう!』
「理由なんて、
どうでもいいじゃん!
アタシが、
どこを向こうが、
なにを眺めようが、
アタシの勝手じゃん!」
《とキレてもらってもにゃあ》
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「まったくもって、
おとなくしてりゃあ、
図に乗りやがって。
かくもうるわしき」
『イオラの森のお姫さま』
「に対し、
あれやこれや、
と、
あることないこと、
いいたい放題。
一体ミアンもミムカんも、
おのれを、
なにさま、
と思ってるのわん?」
「モチ」
『ネコさま』
「と思ってんのにゃん」
『うわん!』
がばっ。
「ははぁっ」
《にゃあんで、ひれ伏してんのにゃん?》
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「せんえつながら、
ミムカめからも一言」
《せんえつ? んれってネコの言葉にゃん?》
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『しかしながら』
「にございますですねぇ」
『眺められてるほう』
「といたしましてもですよ。
なぁんというかぁ、
落ち着きませんです。はい」
「んにゃんにゃ」
「ミムカにゃんの言葉を、
いい換えるのにゃら」
『じっとしてらんにゃいんよ』
「……ちょこざいなぁ。
んなドタンバでもまた、
無理やり、そこに話を、
つなげやがったのわぁん!」
《ウチはミムカにゃんの前でもじっとしてはいられにゃいんよ》
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「んにゃら、ミムカにゃん」
のっしのっし。
「ミムカん、じゃあまたね」
ぱたぱたぱた。
『おぅっ!』
「ちょいとばかし、
お待ちくださいませませぇ。
今回、ミムカの出番は」
『毛つくろい』
「のみにありますですかぁ!」
《と別れを惜しむミムカにゃんを背にして、つづくのにゃん》




