第八百九十二話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(13)』
第八百九十二話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん(13)』
《野次ネコもネコはネコにゃん》
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どどどどどどぉっ!
『うわわのわぁん!』
「ふたりの猛者が」
『今まさに激突せん』
「とばかりに、
互いへ、と」
『怒涛の勢い』
「でもって、
驀進中なのわぁん!」
《んにゃ。いつもの『のっしのっし』じゃにゃいんよ》
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「んの勝負、
果たしてどうなるのわん?
まさに一瞬も、
目を離せないこの状況、
って」
『うわわのわのわぁん!』
「なぁんとまぁ」
『奇跡』
「が起こったのわん!」
《奇跡にゃて? ウチらの対決中に一体何事にゃん?》
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「誰がどぉ見たって」
『一触即発の危機』
「な感じだった、
二組の集団ネコも、
仲良く、
おとなしくしゃがんで、
じぃっ、との、
じぃっ、と」
『成り行き』
「を見守ってるのわん」
『さっすがはミアン』
「んなにも、
あぁっさりのさり、
と争いを鎮めちゃうなんて」
『イオラの森のお姫さま』
「な」
『アタシはミーナ』
「が」
『親友と認めたネコ』
「だけのことはあるのわん」
《ネコも『イベント』が好きにゃにゃけにゃんよ》
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「とかなんとか、
絶賛していたら」
『ミクリにゃあん!
大変にゃのにゃあぁん!』
『ミアンくぅぅん!
大変なんだよおぉぉっ!』
どがががぁん!
『うわわわぁん!』
「両者ともに」
『激震まがいのボディブロー』
「が痛烈に、
しかも同時に決まって」
『両者引き分けの』
「のニオい、
ぷんぷん、
なのわぁん、
って叫んでる間に」
《どころじゃにゃいんよ》
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どっぴゅううぅぅん!
「またもや同時に、
どちらも反対方向へ、
と吹っ飛ばされたもんで」
『お達者でぇっ!』
「……なぁんて、
手をフりながら」
『見送ってる』
「場合じゃないのわぁん」
『友だちと親友。
天秤にかけたら、
どちらが重たい?』
「なる難問の答えを、
考えに考えて、
どうせ気遣うなら、
って、
決めたアタシとしちゃあ、
当然」
『光弾』
「となって全速力で、
親友を……ううん、
大事な家族ミアンを」
『追い駆けるのわぁん!』
びゅううぅぅん!
《ミーにゃんもじっとしてらんにゃいんで、つづくのにゃん》




