第八百八十八話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん⑨』
第八百八十八話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん⑨』
《ネコにゃもんで》
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「あぁんな」
『騒乱も騒乱。
これ以上はない、
っていうくらいに、
騒乱のまっただ中、
だった』
「なぁんて」
『後世』
「にまで伝えられたって、
決して、
フシギでもなんでもない」
『騒乱のるつぼ』
「へ、
他の地中ネコと同じに」
『ネコ足をつっこんでる』
「っていう、どうにも、
身動きが取れない状況下で、
一体どうやって、
収拾をはかるつもり」
どがっ!
ばぎっ!
ぐさっ!
『うわわのわん!』
『ふにゃにゃにゃあぁん!』
「なんで?
どうしてなのわん?」
『騒乱』
「とはいえ、実情は」
『腕試し程度のケンカ』
「でしかなかったはずが、
ちょちょいのちょい、
と目を離したすきに」
「にゃあんとまぁ」
『騒乱』
「の名に恥じにゃい、
ご立派にゃ」
『修羅場』
「と化してんのにゃん」
《おちおち、おしゃべりもできにゃいのにゃん》
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「誰かと思いきや……」
『ミクリんなのわん!』
「あぁんな中でも、
中心となって、
いの一番に、
荒れ狂ってるネコは」
「いやはや。
まったくもって、
すさまじいもんにゃ」
「ああっ、とぉ。
ほらほらほらぁ」
《とミーにゃんも目ん玉をクギづけにゃん》
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『うわん!』
「よくよく考えてみたら」
『自分で自分の目ん玉を?』
「んなの怖くって怖くって、
なぁんの気なしに、
つかんでいた」
『ハンマーとクギ』
「まで」
『落っことして』
「しまいそうなのわぁん。
……とかなんとか」
『悲鳴混じりの声』
「をあげてるヒマなんか、
んれっぽっちのぽっち、
もなくって」
《にゃあんで、んにゃもん、つかんで……つづくのにゃん》




