第八百八十六話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん⑦』
第八百八十六話『じぃっとしてらんにゃい性分にゃん⑦』
《ネコにゃもんで》
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「あ、あのね、ミアン」
「にゃん?」
「アタシってぇもんは、
たぁった今の今」
『悟って』
「しまったのわん」
「にゃにをにゃん?」
「自分の過去をね。
よくよく鑑みるに」
「やめにゃさい。
んにゃ」
『世にも怖ろしいマネ』
「にゃんて」
《残りの生涯、後悔の日々ですごすおつもりにゃん?》
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『誰しも、
アヤマチはつきもん』
「なぁんて考えに至って」
「にゃん?」
『ミーにゃんに、
アヤマチはつきもん』
「ほうが、
ぴぃったりのたり、
とくるのにゃけれども」
『きゃはははっ』
ぱちぱちぱち。
「ミアンったら、
なかなかもって、
うまいことを、って」
『なぁんで、
アタシ限定なのわん!』
「んでもって、
ミアンもミアンなら、
アタシもアタシなのわん。
あんないわれ方してんのに」
『笑ったうえに、
拍手までして』
「どうすんのわん!」
『うまいことを、
なぁんて認めて」
「どうすんのわん!」
『アタシが、
アタシをおとしめて』
「どうすんのわん!」
「はぁはぁはぁ」
《ミーにゃん、落ち着いてにゃん》
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はあぁ。ふうぅ。
「……とまぁ、
毎度おなじみ」
『深呼吸』
「なるもんのおかげをもって、
落ち着いたもんで、
さも」
『なにもなかった』
「かのごとく、
モチ、
やり直す気配すら、
みじんも感じさせずに、
するするするっ、
とノドごしよく、
やり直すのわん」
「んれがいいにゃん」
《ソーメンの季節にゃもんにゃあ……つづくのにゃん》




