第八百五十四話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん(19)』
第八百五十四話『ふたり仲良く石牢送りにゃん(19)』
《んまぁ『せっかく』にゃし、『ネコまんま』にゃん》
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がつがつがつ。
がつがつがつ。
がつがつがつ。
「……って」
『アタシたち、
ホントのホントに、
んなんでいいのわん?』
「そりゃあね」
『自分でやっておいて、
今さら』
「な感は、
十二分にあるんだけどさぁ」
『ひとやすみ』
「なぁんて、
名目までこしらえて、
三にんが三にん、
そろいもそろって、
横一列に並んで」
『ネコまんま』
「なるもんを」
『お口いっぱいにほおばる』
「っていうのは」
『果たして、
いかがなもん、
なのわぁん?』
《確かに、今さら、にゃん》
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『んまぁいいじゃにゃいの』
「にゃあんせ」
『ネコと暮らしてる』
「んにゃもん。
たまにはこういうのも」
『アリ』
「にゃんよ、ミーにゃん」
「……かなぁ」
《ネコの説得に折れたもんで、お話の続きを始めるのにゃん》
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『ああんもう!』
「ミアンったら、
なぁに」
『見当チガいも、
はなはだしいのわん』
「をいわせんばかりに、
のぉんびりのびり、
と、
くっちゃべってるのわん。
ねっ。イオラ」
「ホントね」
『まるでネコごとみたい』
《ネコにゃもんで》
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「ねぇ。
ミアンちゃん、お願い。
もっともぉっと、
心のマナコを、
ぱあぁっちり、
と開いて」
『ワタシたちのか弱さを、
とくと、
ご覧になってぇっ!』
《とネコに嘆願されては、短くても、つづくのにゃん》




