第八百四十九話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん(14)』
第八百四十九話『ふたり仲良く石牢送りにゃん(14)』
《んもう。ネイルにゃんもネイルにゃんにゃ》
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「ネコに」
『りんごの皮ムキ』
「をさせるヤツにゃんて」
『どっこに、
いるのにゃああぁん!』
ぜいぜいぜい。
ぜいぜいぜい。
『はい、どうどう』
「——って、
荒ぶる親友を、
なんとか、
おさえにおさえて、と——
ミアンったらぁ。
んなにも」
『息切れ』
「なんぞまでして、
なにコウフンしてんのわん。
……と、
んれよりもなによりも」
「にゃん?」
『本編のお話をそっちのけ』
「にして、いつまで、
前回、冒頭にてやった」
『意味不明なおしゃべり』
「の」
『尾を引いて』
「いくつもりなのわぁん」
『はっ!』
《と我に返ったもんで、お話の続きを始めるのにゃん》
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『んもう、まったくぅっ』
イライラ。イライラ。
『アタシはミーナ』
「としちゃあ」
『束の間でも、
石牢に棲まわされた』
「なぁんていう」
『冗談ともつかない冗談』
「であったとしても、
……んまぁそりゃあね」
『ファンタジーの世界で』
「とはいえ、
イオラとアタシが、
実際に体験してるもんで」
『冗談じゃない』
「んだけどさ。
でもまぁなんだ。
ここは一つ、
おしゃべりの流れで」
『冗談だった』
「って押し通すのも、
一つの手なのわん、
って心を切り替えてね。
それもまた、
冗談とするのなら」
『冗談はミアンのお顔』
「だけにするがいいのわん、
って」
『冗談でもいいから』
「をいいたくなるくらい」
『冗談じゃないのわぁん!』
《イオラにゃんのお目目も、キラリ……つづくのにゃん》




