第八百四十六話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん(11)』
第八百四十六話『ふたり仲良く石牢送りにゃん(11)』
《さっすがにゃん。十日を何百年に『にゃぞらえる』にゃんて》
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『ああ』
「思えば、
はるか遠い昔。
一体あれから」
『何百年の歳月』
「がワタシたちを、
置き去りにして、
すぎていったのかしら」
『ねっ。ミーナちゃん』
「はぁ?」
「にゃん?」
《ホント。久しぶりにミーにゃんと困ってしまったのにゃん》
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「あのにゃあ」
『石牢』
「に入れられたのは、
ほんの」
『十日前』
「にゃんよ」
「んでもって、
ミアンと最後に逢ったのは、
三日前なのわん」
「ふふっ。
エラいわぁ。
ミーナちゃんも、
ミアンちゃんも」
「はぁ?」
「にゃん?」
「だってそうでしょ?」
『何百年も別れ別れ』
「で暮らしていたのに、
再会した瞬間、
以前のような」
『仲良しさんに戻れる』
「なんて。
きっと、ふたりって」
『奇跡のような強いキズナ』
「で結ばれていたのね。
うらやましいわぁ」
『うわわぁん!』
《と、ここでミーにゃんから驚きの声にゃん》
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「わずか十日の出来事が、
何百年もの出来事に、
感じられてならないなんて。
んれなら、きっと、
ピッチャーが、
投げるボールだって、
とまってみえるはず。
んなら、
カキーンカキーン、
と連続場外」
『宇宙屈指の、
ホームランバッター』
「になること、
うけ合いなのわん。
さっすがは、
六大精霊のひとり、
イオラの森の守護神さま、
なのわん。
アタシの創造主ながら、
もはや誰にも、
手がつけられないほど」
『モノすっごいお方』
「になってたのわぁん」
《あんた、にゃにいってんのにゃん? ……つづくのにゃん》




