第八百四十四話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん⑨』
第八百四十四話『ふたり仲良く石牢送りにゃん⑨』
《んれから……って意外に便利にゃん》
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『はあぁ』
ばたばたっ。
「にゃんにゃん。
ネコにゃがら良い考えにゃ。
出会い頭に」
『引導を渡して』
「おけば、
早合点にゃんぞ、
しにゃくてすむしにゃ。
……にしてもにゃん。
ウチが来たのが、
よぉっぽどのぽど」
『うれしかった』
「のにゃろうにゃあ。
そろいもそろって」
『深い深ぁいため息』
「をつくやいなや、
霊力が、
ぷっつん、
と切れたみたいに」
『ぶっ倒れて』
「しまったのにゃもん」
《いいことしたもんで気持ちがいいのにゃん》
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「んれから、
めくるめく、
月日が流れて……」
『待ちに待った今日にゃん!』
のっしのっし。
「とやってきたのは」
『かくもにゃつかしい』
「と、ネコにゃら思っていい」
『石牢の前』
「いよいよ感動の瞬間にゃん。
さてと。
んにゃら、
四の五のいわず、
善は急げで」
『開けぇっ!
ごまダンゴにゃん!』
ごろごろごろおぉぉっ!
『にゃあんとまぁ』
「……と何度、
んの場に立ち会っても、
目をこらしてしまう、
サプライズしてしまう、
見応えのある眺めにゃん」
《そして心に浮かぶ思いもまた一緒にゃん》
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『石牢』
「って」
『外からじゃあ、
ちょいと先も見渡せにゃい』
『カンタンに奥まで入れにゃい』
「造りとにゃってるのにゃん」
《けっこう秘密めいてるのにゃんと暴露して、つづくのにゃん》




