第八百四十二話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん⑦』
第八百四十二話『ふたり仲良く石牢送りにゃん⑦』
《やっかましい子守唄にゃん》
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「どうやら、また」
『子守唄』
「が始まったようですね」
『にゃん?』
「——と耳を、
すましてみればにゃ。
……ホントは、
『霊視』にゃらにゅ『霊聴』
してるのにゃけれども——
……あっ。
にゃあるほろぉ。
ふたり声を合わせて」
『出せぇっ! 出せぇっ!』
「の大合唱にゃん」
《ホントにホント、仲のいい親子にゃん》
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「にゃあ、
フィーネ先生にゃん」
『モノは相談』
「にゃのにゃけれども」
『陣中見舞い』
「に行ってもいいのにゃん?」
「その言葉が適切かどうかは、
はなはだ、
疑問なのですが……」
『別にかまいませんよ』
「そうにゃん?
にゃら早速」
「しかしながら」
「にゃん?」
「おふたりが」
『釈放され、
晴れて自由の身に』
「となるのは、
まだまだ先の話です。
しかしながら、
今ここで、
ミアンさんが行けば、
……お判りですよね」
『早合点』
「されるのも、
あとで、
そうじゃないと判って」
『がっかり』
「されるのも、
目に見えております。
いくら」
『身から出たサビ』
「とはいえ」
『ぬか喜び』
「などという」
『ふびん』
「な思いをさせるのは、
どうにも、
忍びがたく……」
『にゃあんのにゃんの』
《どぉんとネコに任せにゃさい、って、つづくのにゃん》




