第八百三十七話『ふたり仲良く石牢(いしろう)送りにゃん②』
第八百三十七話『ふたり仲良く石牢送りにゃん②』
《毛つくろいにゃって、ナめてんのにゃん》
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「まさかのよもや、
と思うかもしんないけどさ。
アタシって、
おしとやかなもんで、
口には出さないものの、
実は」
『みんなが幸せになる暮らし』
「に、ほんの少しずつ、
でもいいから」
『近づいていけたらなぁ』
「とか願っててね」
《まさかのよもや、にゃん》
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『んなら、どうすれば?』
「ってんで」
『今のアタシ』
「があるのわん」
『自分や世間さまと、
「真剣」
に向き合い、
賞賛も非難も、
ことごとく受け入れる』
「なぁんて殊勝な毎日を、
生きてる……つもり、なのわん」
《ウチはてっきり『明日は明日の風が吹く』とばかりにゃ》
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「ワタシだって、
ミーナちゃんと同じよ」
『今日という日』
「を後悔しないようにね」
「ところがどっこい、
ぎっちょんちょん。
ことあるごとに、
いわれるのわん」
「ワタシも、
なぜか、いわれるの」
『お前ら。
世の中、ナめてんだろ?』
「って。
どうしてかしら?
ミアンちゃん」
《ほほぉ。にゃかにゃかもって的を得てるのにゃん》
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『んにゃあるほろぉ』
「って、
妙に感心して、
どうすんのわん?
ホントにホント、
困ったもんなのわん。
しかも、よ。
こちとら、
見かけによらず……ううん。
見かけによって」
『気弱で繊細』
「ときちゃうし」
《こちとらって一体どにゃたにゃん……つづくのにゃん》




