第八百三十話『こぉんにゃ意味があったのにゃん(11)』
第八百三十話『こぉんにゃ意味があったのにゃん(11)』
《『711』……んの暗号を解くのはちとムツカしいのにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「ついうっかり、
聞き流すとこ、
だったんだけどさ」
『夢にまで見た』
「って誰が見たのわん?
待ちに待ってたお方?」
「ウチにゃん」
「だろうと思ったのわん」
「ウチに決まってるのにゃん。
そもそも、にゃよ」
『グルメネコ』
「って呼ばれるネコの中でも」
『ネコ一倍、
食べもんに執着してる』
「って自他ともに、
認められてるウチ以外、
誰がいるっていうのにゃん?
ミーにゃん」
「いや、だからね。
アタシもそうだと」
たったったったったっ!
「うわん!」
「にゃあにゃあにゃあ!」
『誰がウチと肩を並べられる、
っていうのにゃあぁん!』
「……ええとぉ。
ねぇ、ミアン。
今にもかみつかんばかりな、
どアップのお顔を、
アタシに、
向けないで欲しいのわん」
『はっ!』
《ウチとあろうもんが、我を忘れたネコににゃってるにゃんて》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「んな、
ムキになんなくたって、
いいのわん。
つまんないことを気にして」
『ミアンのおしゃべり』
「をとめた、
アタシが悪かったのわん」
『ミーにゃん……。
あんた、
ホントのホントに、
ミーにゃん?」
《らしくもにゃい殊勝ぶりにゃもんで》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「……なぁんて、
恐れ多くも」
『イオラの森のお姫さま』
「みずからが、
下手に出てるもんで、
親友のミアンとしては、
当然のことながら、
さも、
何事もなかったかのように」
『大好きにゃ妻と一緒に』
「のつづきを、
話さなくちゃあ、
いけないのわぁん」
『はい、にゃん』
《と快く、うにゃずいたもんで、つづくのにゃん》




