第八百十七話『お話に入る前の出来事にゃんオマケ③』
第八百十七話『お話に入る前の出来事にゃんオマケ③』
《③度目の正直にゃん……ともいうしにゃん》
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「ミーにゃん。
あんた、
んにゃ」
『お痛い目』
「に、あってたのにゃん?」
「あれれっ。
——ふぅぅむ。
『ミアンったら、
なにを今さら』
とか一瞬、思ったんだけど、
よくよく考えてみればぁ——
いってなかったっけ?」
『初耳』
「にゃんよ」
《にゃあんともまぁ危にゃっかしいお方にゃん》
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「あらまっ」
『初耳』
「だなんて。
じゃあ早速」
『お赤飯』
「でも造ろうかしら」
「にゃんで?
お料理長姿のイオラにゃん」
「なんで、って」
『ミアンちゃん、
欲しくないの?』
「とぉんでもにゃい」
『造ってくにゃさる』
「のにゃら、
ありがたく、
いたにゃきますのにゃん」
「そうこなくっちゃ」
「一つ、
お願いがあるのにゃん」
『グルメネコ』
「のウチとしてはにゃ。
ごま塩、
たぁっぷりのぷり、
でにゃん」
「はいはい。
……ああでもぉ。
霊体とはいえども」
『塩分はひかえ目』
「にしたほうがいいのかしら」
「ふぅぅむ。
確かにそこは」
『考える余地』
「がありそうにゃん」
『にゃあ。
どう思う? ミーにゃん』
「って」
『アタシはミーナ』
「の許しも得ないで、
勝手に」
『赤飯造りのおしゃべり』
「なんぞに」
『うつつをヌかす』
「なんて、
してんじゃないのわぁん。
のけ者にされ……ぐすん。
ひとりぽっち、
となったアタシを、
どうしてくれるのわぁん!」
《急いでお話に戻らにゃいと……つづくのにゃん》