第八百十四話『お話に入る前の出来事にゃん⑧』
第八百十四話『お話に入る前の出来事にゃん⑧』
《あったかにゃ温もり。『愛情』がこめられてる証にゃん》
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「んなミアンに」
『はいっ!
これなのわん!』
「湯たんぽにゃん……」
《まぁあったかいことはあったかいのにゃけれども》
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「んでもって、さらに」
『はいっ!
これなのわん!』
「カイロにゃん……」
《キリがにゃいもんで、お話の続きを始めるのにゃん》
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「アタシったら、
なぁんで親友を、
アヤマらせたりするのわん?
アタシって、
んなにも」
『冷たい妖精』
「だったのわぁん?」
『んなことないっ!
あってたまるもんか!』
「そうそう。
これは」
『アタシのマチガい』
「から起こった」
『マチガった景色』
「マチガいなら、
すみやかに正さなきゃ」
『わびを乞う』
「をしなければ……ぐすん。
ならないのは、
ほかの……ぐすん。
誰でもない」
『アタシのほう、
だったのわぁん!』
《どうやら『ひとりごとのぶつぶつ』は終わったようにゃん》
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『ミアァン!』
「ごめんなさいのわあぁん!」
ひしっ。
「ミーにゃん……」
『ありがとうにゃん』
「んにゃ、
どうしようもにゃいウチを、
親友と思ってくれて。
力いっぱい、
しがみついてくれて」
《ミーにゃんのあったかにゃ温もりに愛を感じたウチにゃん》