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走り屋達の夢  作者: Ae86love
FIRST STAGE
8/12

第5話 走り屋に憧れる子(後編)

この話はフィクションであり実際の話、人物とは関係ありません。

車を運転する際は交通ルールを守り、安全運転で行きましょう。

哲也「疲れたら、無理しないで!休憩してね!」


ー前回までのあらすじー

麻理が一人の少女を連れてきた。

その少女の名は、今井詩織。

彼女は、走り屋に憧れているのだ。

そして哲也は詩織を横に乗せ、横浜峠へと、向かった。

哲也「よし、行くぞぉ。」

BGM@NUMBER ONE / FASTWAY

哲也は真剣な眼差しになった。

詩織「この人、本気だ...」 

ブォォォ ウォン

ハチロクは第一コーナーへ差し掛かった。

哲也のハチロクの中はユーロビートが響いている。

哲也「今だ!」

ギャァァァァァ! ウォン!

詩織「キャァァァァァァ!」

詩織は悲鳴をあげた。

哲也「詩織ちゃん、まだまだここからだよ!」

詩織「こっ...、怖いよぉ..」

詩織は言った。哲也は、

哲也「心配しないで、絶対、事故は起こさないから!」

詩織「哲也さん...」

キンコン キンコン キンコン

詩織(チャイム...はっ!もう100キロ!)

ハチロクはきついヘアピンに差し掛かった!

哲也「心配しないで、詩織ちゃん!」

詩織「はっ、はい!」

ウォン、ギャァァァァァ!

詩織(すごい、こんなに速度が出てるのに!)

そして、詩織は思った。

詩織(しかも、こんなに安定して、曲がってる!)

詩織(哲也さん...すごい...)

哲也は様々なコーナーを軽くクリアしていった!

ーその頃、麻理達は。ー

麻理「もう...いない...。」

友子「さすがてっちゃん、腕が上がってる!」

麻理「しかも、軽いボディにツインカムエンジンだから、よく回るし、よく曲がる。」

麻理「おまけに、テクもあるから、軽々とコーナーをクリアしていく...」

麻理「驚いたぜ、ヤツは進化している!!」

友子「まるで峠センスの塊みたいなヤツだぜ!」

麻理「だけどあたしだって、遅いわけじゃない、あたしの13Bターボ、吠えまくれ!」

しかし!哲也は見えなかった!

麻理「あれ?」

友子「もう...いないよ。」

麻理達は唖然としていた。


ーそして、全員頂上に着いた。ー


哲也「詩織ちゃん、きれいでしょ。」

哲也達は町の方を見ていた。

詩織「うわー、町の夜景がとてもボーです!」

哲也「ボー?」

麻理「美しい、って意味よ。」

麻理は言った。

友子「麻理、フランス語出来たんだ。」

麻理「えへへ、実は少しだけ出来るんだよ。」

ブォォォ!

そこに、一台の車が上がってきた。

麻理「ん?何か走ってくるね。」

哲也「はっ、このエキゾーストノートは...まさか!」

友子「駐車場に入ってくる!」

麻理「まさか、この黒いボディに、丸いテールランプ...GTR!」

哲也と麻理のまさかは当たったのだ!

哲也「あっ!昼間にここで見たやつだ!」

友子「あれGTRなの?ERみたいなフロントバンパー付いてるけど。」

詩織「はっ!降りてきますよ!」

車から二人の男が降りてきた。

田浦の走り屋のリーダー「おっ、おい!見たかよ今の子!」

田浦の走り屋の手下「はい、可愛らしく女の子ですね!リーダー!ナンパしましょうよ!」

田浦の走り屋のリーダー「おう!」

田浦の走り屋が哲也達の方へ向かってくる。

哲也「はっ、こっちにくる!」

田浦の走り屋のリーダー「よぉ、姉ちゃん達!」

田浦の走り屋の手下「俺たちとお茶しない?」

友子「えっ、いきなり言われても、困ります!」

田浦の走り屋のリーダー「ほらほら、そっちの姉ちゃん達も。」

走り屋のリーダーが詩織の手を掴んだ。

詩織「やめてください!」

そこに、麻理が!

麻理「ちょっと!あんたたち!」

哲也「麻理!?」

哲也はビックリした。

麻理「嫌がってんだから離してあげなさいよ!」

田浦の走り屋の手下「まま、そんなこと言わないで...あっ!」

田浦の走り屋のリーダー「おい!どうした...ハッ!」

哲也「おい、お前ら、いい加減にしろよ。」

哲也が怒りだした。

哲也「よく見たら、この間のs15乗りじゃないか、勝てないから、34に乗り換えたのか?」

田浦の走り屋のリーダー「お前、この間のハチロク乗り!ああそうだよ!実際は俺の車だがな!」

哲也「じゃあ、俺と勝負しろ、お前達がどれくらい上手くなったか見てやるよ、まあ、34じゃあ重くてブレーキに負担がかかるけどな。」

麻理「てっちゃん、ここはあたしにやらして。」

田浦の走り屋のリーダー「あ!この間の女!へへ!いいだろうバトルしようぜ!ブレーキに負担がかかってもなあブッチギレば問題ないんだよ!」

麻理「じゃあさっさと車並べなさい!」

哲也「麻理、すごいなぁ。」

哲也はいつも通りに戻っていた。

哲也「よし、詩織ちゃん、松谷、乗って。」

田浦の走り屋の手下「リーダー、ここは俺にやらせてください!負けてから必死に練習しました!だからここは俺に任してください!」

田浦の走り屋のリーダー「そうか。じゃあ任したぞ!」

BGM@BURNING UP FOR YOU / SARA

麻理「あんた達に教えとくわ、このバトルはタイムアタックじゃない、本気のバトルよ!」

田浦の走り屋のリーダー「ああ!わかった!」

ブォォォォォ!ヒュルルル!

二台の車が走り出した!

哲也「こっちも行くぞ!」

ブォォォ!

哲也のハチロクも走り出した!

二台は最初のコーナーに差し掛かる!しかし!

ギャァァァァァ

田浦の走り屋の手下「うっ、これは不味いことになった。」

田浦の走り屋のリーダー「なんだ!どうしたんだ!」

田浦の走り屋の手下「さっきから峠を往復し過ぎたから、タイヤとブレーキがもう...」

田浦の走り屋のリーダー「馬鹿野郎!そういうのテクニックでカバーするんだ。」


ーその頃、麻理のセブンではー

麻理(GTRの挙動が怪しい...恐らくここに来るまでになん往復したからタイヤが熱ダレを起こしてるんだ!)

麻理(しかしこっちはFR、フロントが熱ダレしても、リアが残ってれば大丈夫!この勝負、一瞬で終わらせる!)

ブォォォォォ!


ーその頃、哲也ハチロクではー 

友子「麻理、変わったよね。」

哲也「うん、この間はとても恐がってたのに。」

詩織「麻理さん...スゴい。」

哲也「きっと、麻理は僕達の知らないところで、成長しているんだ!」


三台はコーナーをなんとかクリアしていく!

しかしこの先はきついヘアピンコーナー!

さあ、どうする!

田浦の走り屋の手下「スピンしたコーナー、ここではしっかりとブレーキ!」 

アウトサイドに34は出た!

麻理「インが空いた...行けぇぇぇ!」

哲也「こっちも行くぞ!」

アウトサイドでブレーキングをした34を横からセブンとハチロクが抜きに出た!

田浦の走り屋の手下「わぁぁ!」

ギャァァァァァ!

麻理達は前へ出た!

哲也「よっしゃあ!抜けた!」

友子「よかった!」

詩織は思った。

詩織(走り屋って...すごい!)

田浦の走り屋の手下「リーダー、前に出られちゃいました!」

田浦の走り屋のリーダー「心配するな!ストレートは短いから並ぶ事ができる!」

しかし、さすがセブンとハチロク、コーナリングはとてもすばやい!パワーがある34でも、この二台には勝てなかった!

麻理「フッ、もう無駄よ。」

ブォォォォォ、ウォン

麻理達はもう、見えなかった。

田浦の走り屋のリーダー「くそぉぉぉ!もう思いっきり突っ込めぇぇぇ!」

GTRはコーナーに差し掛かった!しかし!

ギャァァァァァ

田浦の走り屋の手下「うわあぁぁぁ!」

ガシャン ガリガリガリガリ

GTRはスピンしてしまった。

田浦の走り屋のリーダー「なんで俺たちだけこんな目に逢わなきゃいけないんだぁぁぁぁ!」

田浦の走り屋の手下「あっ!後ろから車が!」

?「フン」

ギャァァァァァ

車は間一髪回避する!

田浦の走り屋の手下「なんだぁ?あの車。」

その車はなんなのか、次回に続く。


作者「さて、今回は松谷友子ちゃんをゲストに招いております!友子ちゃんよろしくね!」

友子「はい!よろしくお願いします!」

作者「ところで友子ちゃん、最近謎のAWが横浜峠で走ってるらしいけど、どんな車か知ってる?」

友子「知りません。」

作者「ストレートな答え、ありがとうございます。」

哲也「といわけで次回、走り屋達の夢、謎のAW、お楽しみ!」

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