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ゲーム同好会(仮)  作者: MMM
デソイ・トラバイル
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デソイ・トラバイル 5

M1さんの活動報告でかなりの無茶ぶりをされて半泣きになっているM2ことメガネでございます


というかテスト週間なのに何をしているんでしょうか私達は。


というかM1、M3さんに比べ文章力のなさに激しく落ち込んでいたりします。いっそ旅に出(ry

先手は俺のピアッシング・フラッシュだった

これは見事に六つに割れたミノタウロスの腹筋に直撃し、薄い裂傷を作った。


「攻撃力をあげてこれだけか……これは骨が折れそうだな」


まともな量のダメージは期待していないものの流石にこれは些か少なすぎだと思う。

つまりこれは俺とあいつ(ミノタウロス)とのレベルの差が離れているということに他ならない。


「だが、塵も積もれば山と化すのだ。ならば今はただひたすらに攻撃に徹するのみ!」


そう言って俺とマイケルと二人がかりで攻撃を開始したマイケルは通常弾(弾の中で一番低威力)をベレッタとデザートイーグルで二発ずつ叩き込むがどれもミノタウロスの素晴らしい鋼の筋肉により皮膚をほんの少し抉るだけに留まる


本来ならば高威力のデザートイーグルとベレッタなのだがその本来の力は段階的に封印されてる。そしてその封印は使うもののレベルによって解除されていくらしくレベル10のマイケルは一番最初の封印を解いたばかりだ。そのお陰でガンナーの初期装備のハンドガンよりかは威力は高いがそれでもまだハンドガンの域を越えない程度の威力だ

それにマイケルはツインハンドガン用の銃じゃなくて一丁一丁別の片手銃を使い、弾も片手銃専用の弾しか使えず弾代も倍はかかる

そしてまだ報酬の少ない依頼しか受けれない今の状態だとそのガンナーにはなくてはならない弾も常に不足しているのが現状だつまりは何が言いたいかと言うと防御にまわす資金が圧倒的に不足しているのだ。今のマイケルの防具は殆んどが初期装備だ

中ボスといってしまってもなんら差し支えがなさそうなミノタウロスを相手にそれは心許ない


いや、こんな長ったらしく説明してないで結果から言おう。

「……か……あ……っ!?」


暫く切っては逃げ、射っては移動し、とヒットアンドアウェイを続けているとマイケルの体がくの字になってぶっ飛んだいったんだ

ちょうどマイケルがリロードをした瞬間にミノタウロスが猛スピードで突っ込んでいき持っていた斧の柄の部分でマイケルがフルスイングされバウンドしながら飛んでいったのだ。幸いにも体力は僅かばかり残っていたがそれは雀の涙程で当たりどころがよかったのか悪かったのか分からないがしかし斧の刃の部分でフルスイングされたらマイケルは死んでいただろと思われるのでぶつけられた所は良かったらし――「やべっ!ピヨッたピヨッた!」

案外そうでも無さそうだ


「マイケルッ!」


ピヨッて動けないマイケルにミノタウロスは追撃しようと肉薄していく――が、それはヒロヤが前方にだした水の壁、ウォーターシールドに閉じ込められた。ただ閉じ込めたといっても頭だけはヒロヤ側に飛び出しており、ヒロヤに噛み付こうとしている

しかし本来、ウォーターシールドは相手を閉じ込めるための技じゃなく相手を拒むための壁だが相手がウォーターシールドが飛び出す瞬間にウォーターシールドが吹き出す所にいればウォーターシールドの厚さの分だけ相手を水の中に入れることが出来る。ただタイミングを外せばウォーターシールドの内側に相手を入れてしまうタイミングが命の技だ

そのタイミングが命の技を咄嗟に出来るヒロヤはゲームの腕はかなりのものだと改めて思わされる


「早くこい、エクスキューショナー山田!これはそう長くは持たない。だからマイケルを回復させる間、ミノタウロスを引き付けろ!」


「承知」


見ればミノタウロスが埋まっていた水の壁から徐々にヒロヤの方へ荒い息を吐きながら抜け出そうとしてる

見た目発情している牛がヒロヤに迫っているようにしか見えないので困る


そして俺は素早くウォーターシールドの内側に行き頭だけ出てる(足も若干出始めている)ミノタウロスに通常攻撃より威力が高い攻撃を繰り出した


「牛風情が俺の仲間に手をあげるか……疾風斬」


自分でみても手が霞む程の速度で繰り出されたナイフの斬戟は運良くミノタウロスの片眼と顔に直撃する


その瞬間、今まで「ブモモォ!」とか「フーッ!フーッ!」とかしかいってなかったのが誰が聞いてもゾッとするような醜い声で叫んだ


「グモォォオォォオォォォ!!」


そう叫びながらかなりの距離を凄い勢いで水の壁からとるミノタウロス。顔からはかなりの量の血が滴り落ちて、眼には今後二度と見えないであろう傷が刻まれていた


それにしても凄い勢いで下がっていったな。

どうやらウォーターシールドは後方へいく分にはむしろ加速して出ていけるらしい


「グモォォォオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!」


自慢の斧を振り落とし片眼を押さえながら悶絶しているところはこれが本当にゲームかどうか疑うばかりだ


それにしてもなんでこうも叫ぶんだ……?

片眼が無くなったからとか?それならあの叫び声は納得のいくものとなるが……いくらなんでもゲームで視覚の再現まで出来るのか?


俺はまさか、と思い投降式ナイフを二本ずつ左右にわけて投げてみたすると俺から見て右のナイフはミノタウロスの巨木のような剛腕で叩き落とされ左のナイフも叩き落とそうと剛腕をふるったが全く見当違いの方向に剛腕を振り回した



――にやぁ


それをみていた俺とヒロヤは同時に悪魔のような笑みを浮かべた


「なあヒロヤよ」


「なんだエクスキューショナー山田」


「MPはどれくらい残している?」


「マイケルにかける回復魔法が一つ、お前にかける補助魔法が一つ」


「承知」


――未だに息を荒げて此方を仇のような目で見ているミノタウロスにこういい放つ


「牛よ。断罪の前準備としてまずは貴様から光を奪ってやろう。この世界は貴様には過ぎたものだったのだ。だから私が貴様に相応しい世界を用意してやろう」


「スピードシフト!」



そうして俺は装備している盗賊のナイフを眼前に構え、ヒロヤがかけたスピードシフトによる恩恵を身体で確認し、ミノタウロスを見据えた。


「これより、この時を持ち、貴様が生涯、光をみることは叶わぬと私が誓う。行くぞミノタウロスよ!」そうして俺は通常の1、5倍ぐらいスピードで斧を持ち直した片眼が抉れているミノタウロスへと駆けて行く――


後ろで「ちょ……回復魔法早く……」というか細い声と「はいはい、少し待ってね」と、世話のかかる子どもを相手にしたお母さんみたいな声を聞いて少し気が抜けてしまったのを誰がせめれようか

予告とは全く別のものになってしまった感が否めなくもないかな〜?←全く別のものになってるのに気がついてない奴


まあM3さん二周目ですが頑張ってください。そして毎度毎度の無茶ぶりに応えてくれてありがとうございます。次回も期待してます。M1さん。その文章力と思考力ををわけて下さい。あ。後、歌の上手さと絵の上手さも。


と言うわけでなんか色々含まれた後書きでしたが今回お送りさせていただいたのはM2ことメガネでした〜

次回はM3さんです。こうご期待!(ビシィッ)

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