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ゲーム同好会(仮)  作者: MMM
マジシャンズ・アカデミア
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マジシャンズ・アカデミア 2

新シリーズ始まりましたね。M1です。

こんどのゲームは魔法版SA〇……なんていっちゃ駄目ですよ

まあそんな感じで、いつもより大幅に短いですがお楽しみください

「リンクスタート!」


と言ったのがついさっきのことで、現在はグラウンドにクラス全員が集合している。


翼人族、ぶっちゃけ天使みたいな外観の俺は現在、小型の量産魔結晶がはめ込まれた杖と、どこにでもありそうな剣を装備中だ。俺がダントとアキを見つけるより早く、担任が前に出て話を始めた。


「先ほど魔力を込めてもらった学生証があるな。表紙を開いて最初のページの右上の校章に色が付いているから確認してみろ」


言われて、俺たちは思い思いに取り出して表紙を開いた。そこには確かに、学年クラスや学科といった情報に混ざって、青色の校章が並んでいた。


 こんなの貰った時にあったっけ?

 いちいち目を通したわけではないので分からないが、無かったような気はする。


「この丸の色がお前たちの得意な魔法属性だ」


なるほど。ってことは、俺のは青だから水属性ってコトかな。

 教師の補足説明を聞いて納得した俺は、手帳をポケットに戻して担任に向き直った。


「いまから実地演習を始めるが、ダンジョンに入る前に最低限使いこなせなくてはならない魔法がある。ファイアボールとヒールだ」


名前からして攻撃と回復の基本魔法みたいだな。


「両方とも入学試験に出ているから使えるはずだな。まずはファイアボールからだ」


ちょっとまて。入試なんて知らねぇぞ。

しかしそんなこと言えないので、俺は仕方なく胸の高さで掌を上に向けて、火球をイメージしながらファイアボールと呟いた。


すると何かが身体を巡るような感覚の後、


ボウッ!


掌の上に火球が生み出された。確かな熱を感じるその朱い球体は、まさしく魔法で、画面越しではなく、間違いなく俺が魔法を使ったような感覚だ。


「ふむ。なかなかの出来だな。今度はそいつを、こいつに当ててみろ。確実に当てれるよう何度か練習しろよ」


そう言って担任は空中に人型の的を大量に出現させた。もうなんでもありじゃねぇか……。

初めの合図で的に向かって数十の火球が一斉に飛翔する。当初は命中しにくかった俺も、6回も撃ち込むと随分とコツがつかめて来た。


「そこまでだ。もう既に疲れている者もいるようだが、もうしばらく耐えてくれ」


 余談だが、このゲームに所謂「マジックポイント」と呼ばれる数値は存在しない。魔法使用の代償は「疲労」としてキャラクターに蓄積される。これが溜まってくると、動きが鈍くなったり攻撃力が下がったりと言った各種バッドステータスが課せられてしまうのだ。

 しかもこの疲労感というのが曲者で、どの魔法がどの程度の疲労をもたらすのかが明確でなく、そのうえ魔法を用いない通常の戦闘でも蓄積してしまう。

 逆に言えば、適度に休憩を取りながら戦う分にはMPという制約が無いので毎回全力で動く事が出来る。


 …………ずいぶんと思い切ったシステムだよな。

 まあそれは置いといて、担任の話を聞かなくては。


「次にヒールの練習だが、これはダメージが無ければどうしようもない。なので俺が今からお前らに攻撃をする」


 マジかよ。これにはさすがに生徒たちもざわめき出す。


「痛みは無い。対象者のHPを一定の割合だけ減らす。って効果の、教師だけが特定の場所でのみ使える特殊な魔法だ」


 言うなりさっそく担任は俺達に掌を向けた。そして一拍の呼吸の後、まばゆい光がクラスメイトを覆った。

 光はほんとうに一瞬で、言葉通りに痛みも感じなかった。ただ、HPだけが目測で2~30%ほど減っていた。


 おぉ、怖え~。教師には逆らわない事にしよう。死にたくないしな。


「ちょっとでも回復したら即座に減るように結界を張ってあるから思う存分練習しろ」


 難しいこと言いやがる。なんて言えないのでまたしても俺は、対象を俺に指定してヒールと呟いく。すると爽やなサウンド共に何とも言えない爽快感が体を満たし、HPを全快させた。……と思った途端にまた減ったけどな。


 これはファイアボールと違い特に練習の必要もなく皆使いこなせるようになった。隣の奴を回復したり、すこし離れた対象を回復したりと入念に準備を終えた俺たちは、ようやく魔法のチュートリアルから抜け出す事が出来た。


「基本的な魔法の使い方はこんな感じだ。何度も悪いが、生徒手帳の4~5ページ目をみてみろ。そこにさっき練習した二つの魔法の青の字で名が記されているだろう。そのページには覚えた魔法が逐次記録されていくから、たまに確認するといい。覚えたては灰色だが、今のように練習すると青の字になり疲労が溜まりにくくなり威力や速度が上がる」


 またまた余談だが、同じ魔法を使い続けると熟練度が上がって別の派生魔法を習得することがある。それらはレベルアップや授業で覚える事の出来る魔法と違い、個人の学科や得意科目、戦闘スタイルに合った自分独自の魔法で、いわゆるワンオブスペルだ。その分使い勝手も威力も申し分ない。


「次の授業として、今覚えた魔法と基本戦闘を駆使して迷宮に潜ってもらう。そこには今から配る鍵でしか開かない宝箱が置いてある。3人1組で迷宮に挑み、宝箱の中身を持ち帰ることが授業の内容だ」


 3人1組だと丁度だな。そんな事を思っているうちに鍵が回ってきた。超絶典型的な、「ザ・宝箱の鍵」な見た目の鍵を手に取り、本当にゲームに入ったんだなぁとどうでもいい所で思わず感動してしまった。


「お前らの手帳は迷宮で次の層に行く際の判定にも使われる。今のお前らではF3が限度だからそこまでに全員分を隠しておいた。当然だが一つの鍵に付き一度しか開けられないぞ。さ、準備の整ったグループから行ってこい」


 担任の言葉でNPCがめいめいに組みを作り始める。『ドラゴナイト』ならここらで女の子キャラが出てくるのだろうが、これはれっきとしたRPGなのでその手のイベントはあまりない。


 若干残念に思いながらも、俺は二人を探すために辺りを見回した。




適当に幾つか設定付けたけど、いいよね?

ダント君がまだ出てきてないのでストーリーを進めるわけにもいかず

ってことでやたらと説明回になりましたがご了承くださいw

あ、宝箱の中身決めてねーや(棒読み)


お馴染みでありたい次回予告(笑)

簡単なはずのチュートリアルに迫る黒い影

学園ともう一つの勢力

水面下では様々な思惑が交錯する

3話『2つの結末』

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