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魔導船

「お前達は落ち着くことが無いな」


「本当ね。周りには気を付けなさいよ」


「ほらよ、弁当だ。日持ちはしないからさっさと食えよ」


「武器や防具のメンテナンスを怠たるなよ。アイテムの確認もな」


「薬も欠かすんじゃないよ」


 出発する直前に、どこから話を聞いたか分からないが皆が集まってくれている。


「そんなに心配しなくてもすぐに戻ってきますし」


「いや、お前は何か面倒事に巻き込まれる気がするんだよな」


「私も同感だ」


 ナイルさんの言葉にガーネットさんがうんうんと頷いている。…俺も薄っすらそんな気がするけど認めたくないんだよ。


「ベルちゃん達も元気でね。ケガしちゃだめだからね」


 ルーミスさんは相変わらずベル達にべったりだった。


「すみません。そろそろ行きますね。それじゃあ失礼します。また今度飯でも食いましょうね」


 挨拶をして手を振ると、皆は振り返してくれた。俺達はその光景を見ながら魔導船へと乗り込んだ。

 …最終回か打ち切りエンドみたいな別れ方だったな。


「ボーっとするな部屋に向かうぞ」


 シェリルに促されて部屋へと向かう。俺達は普通の部屋だが、貴族用の豪華な部屋もあるみたいだ。


 それにしてもこの魔道船はデカい。一つの街が船に入っているような感じだ。飲食店・雑貨屋・武具店・薬屋・病院・教会と大抵の物はそろっている。その中で目を引いたのはカジノだった。夜しか営業しないために開いていなかったが、興味があるので後で覗いてみよう。


 歩いている内に用意された部屋に着く。部屋の中はちょっといい旅館のような感じだ。


「これならのんびりできそうだな」


「確かにな。だが、やはり私はいつもの部屋でゆっくりしたいな」


「まあな。ところで王都までは何日かかるんだ?」


「魔導船なら一日だな。最高速度ならもっと早いが、夜のカジノを楽しみにしている者も一定数いるからな。どこに行くにしても一日はかけるはずだ」


「一日で来られるなら、もっとギリギリにタカミの街に着いても良かったのにな」


「魔導船に泊まってカジノでもしていたんだろ。王都にもあるが、王都は冒険者だと入れないからな。魔導船のカジノは誰でも入れるから、それで早めの出発にしたんだと思うぞ」


 乗り物というより、娯楽感覚だな。そしてギャンブル依存はこの世界にもいそうだな、。


「夜になったらカジノに行ってみるか?」


「もちろん」


「はまるなよ」


「大丈夫だって」


 カジノで大金を得なくても生活には困ることないし、十分贅沢に暮らしているからな。

 

「シェリルはやったことがあるのか?」


「あるが面白いとは思わなかったな。ガローゾ達はムキになっていたがな」


「負けず嫌いっぽいもんな。ところで気晴らしに散歩にでも行くか?店も色々あるんだろ」


「“金色の竜牙”やノルマンも同じ船にいるのだぞ。下手に出ない方が賢明だ」


「それもそうか。ベル達も悪いけど我慢してくれよ」


 俺の言葉にベル達は問題ないとばかりに頷いて部屋の中で鬼ごっこを始めた。

 俺達の都合に付き合わせてしまっているしな。何か遊び道具でも出すか。…ジグソーパズルでもいいかもな。


「皆。これをやってみないか?」


「何だそれは?」


「このピースを組み合わせて、この絵と同じようにするんだよ」


 説明していると、興味津々に皆がピースを持ち眺め始める。


「これは正しい組み合わせじゃないとちゃんとつながらないんだよ。絵を見ながらどの辺か推測して作っていくんだ。一色の部分は難しいから、穴も出っ張りもない端っこや柄の付いている所から作るのがお勧めだ」


 ちなみに用意したのは五百ピースの動物パズルだ。このサイズならそれなりに時間を潰せるだろう。ジュースやお菓子も用意しているからゆっくりでいいだろう。


「キュキュ~」


「たぬ~」


「ベア~」


「ピヨ~」


 頭を抱えて悩みながら作業をしだす。中々上手くいかないようだが、嫌と言うわけではなさそうだ。


「ベアー♪」


 どうやらリッカが一つ組み合わせができたらしい。相変わらず仲良さそうに、誰かが上手くいくと拍手喝采だ。


「見ていて飽きないな。どれ、私も少し手伝うか」


 しばらくはベル達に任せて眺めるだけだったが、シェリルも手伝いを始めた。


「ムギ。それは顔の部分だから目を探せば見つかるぞ。ベルは端を全部集めてから探した方がやりやすいと思うぞ。リッカは今できた周辺をそのまま探すんだ。コタロウは足の部分だな。爪が付いているのを探すと良いぞ」


 シェリルの指示で効率よくピースを探し始める。

 そして俺はポテチとコーラを飲み食いしていたのだが。


「貴様も参加しろ。一番慣れているんだから一色の部分を揃えておけ」


 思ったよりシェリルが熱中していた。そのため俺も参戦することになった。あまり得意ではないが、しょうがないか。


 数時間経って完成させると、満足そうな表情をしていた。五百ピースでこれなら千やそれ以上の物だと一日じゃ終わらなさそうだな。


「中々時間がかかったな」


「そうだな。だが、時間を潰すのにはちょうど良かったし、楽しめたぞ」


 シェリルの言葉通り、ベル達は完成したあともジグソーパズルを眺めてニコニコしている。そしてどこか誇らしげだ。


「ところで描かれている動物は貴様の世界の動物か?」


「ああ。猫の絵だな。何故かこっちの世界でも近い容姿で猫とかキャットっ呼ばれているがな」


「世界が違うのに名前が同じとはな」


「それだけじゃないな。リス・熊・タヌキ・ウサギ・キツネとか同じ名前の生き物が多いな」


「不思議なものだ。ただ、違いもあるな。こちらでは黒猫は魔物でも少数だ。この絵のように仲間と楽しんでいる姿はあまり見られないだろうな」


 俺が用意したジグソーパズルは森の中でじゃれあっている仔猫達だ。その中の一匹は黒猫なのだ。


「何か理由があるのか?」


「黒猫は種類を問わずに魔力が強いんだ。だから同族の中では異端として避けられる。また、不幸や不吉の象徴とされている。見つけたら、殺そうとする者も少なくないな。バカげた話だがな」


「シェリルは信じていないのか」


「当たり前だ。幸運や不幸なんて関係なくやって来るものだ。私は黒猫に会ったことは無いが、邪竜の呪いを受けてクランに見捨てられているのだぞ」


「確かにな。俺も、"栄光の宝剣"の方が不幸をもたらしてきそうだしな」


 それに、最近黒猫と遊んだけど、不幸ではないしな。今の状況は自分のせいだし。


 あれ?そういえばあの仔猫。最初はボロボロだったけど、もしかして迫害されていたのか。次会ったら隠れ家に連れ込もうかな。シェリルもベル達も気にしないだろうし。


「キュキュ」


 考え事をしていると、俺の服をベルが引っ張ってくる。


「どうした?」


「キュキュ~」


 ベルはお腹を押さえている。コタロウ達も同じ仕草をしている。どうやら腹が減ったみたいだ。


「時間的にも確かにお昼だもんな。ガンツさんが作ってくれた弁当でもいただくか」


 弁当を開けると肉だけでなく野菜もたっぷり入っていた。ドレッシングなどは普及していないので、軽く塩胡椒がかかっているだけだが結構美味かった。


 腹が一杯になった俺達は昼寝をすることにした。一応用心のために結界も張っている。各々好きな場所で眠り始める。


 シェリルはベッドに入っているが、俺はソファーで横になる。目の前のテーブルには先程のジグソーパズルが置かれている。


 皆寝つきがよく、すぐに夢の世界に旅立った。どうやら俺が一番遅いみたいだ。寝息だけが響いている。


 そのうち俺もウトウトして、現実か夢かの区別がつかなくなってきた。


 するとテーブルの上に黒い毛玉が動いているのが見えた。

 毛玉はジッとジグソーパズルを見つめている。俺は自然と毛玉に手が伸びた。


「ニャ?」


 毛玉がこちらを向くとしっかりと顔が付いていた。…コイツ、前にもあった仔猫じゃないか?


 そう思っていると俺の方にジャンプしてきたので受け止める。そのまま仔猫を抱きしめながら眠りについた。

 

………

……


 目が覚めるとすでに皆起きていた。あれ?仔猫がいなくなっている。…そもそも夢か。連れてきてないし結界張ってあるからこの場にいるわけないか。


「起きたか」


「ああ。やっぱり睡眠は最高だな」


「気持ちは分かるが寝すぎは良くないからな。顔くらい洗っておけ」


「はーい」


 洗面所に向かい顔を洗う。リビングに戻るとベル達が俺を見ながらジグソーパズルを指差している。新しいジグソーパズルを用意すると満面の笑みで作業し始めた。今度は千ピースで前のよりも難易度が高めになっているから今日中には終わらないだろうな。


 そして時間はあっという間に過ぎていく。


「そろそろ夕食にするか?」


「そうだな。ベル達も食べたそうにしているしな」


 俺達は通販で食事を選ぶ。俺はお茶漬け、シェリルはカルボナーラ、ベルは鍋焼きうどん、コタロウは海鮮チャーハン、リッカは助六寿司、ムギはコーンピザだ。


 最近贅沢な料理が多かったから、インスタントのお茶漬けが染み渡る。シェリル達がいるからできないが、電話がかかってきてもお茶漬けを食っていたCM風に食いたい気持ちがある。


 そんな事を考えている内に食事は終わってしまう。ベル達もあっという間に食べており満足そうだった。


「さて、少し休んだらカジノに行ってみるか?」


「そうだな。ところでベル達も大丈夫なのか?」


 ベル達が入れないなら興味はあるが行く必要も無いしな。


「可能なはずだ。あまりにも巨大な従魔でない限りは入っていたはずだな。ドレスコードは必要だが」


「それなら少し行ってみるか。ベル達もどうだ?」


「キュキュー♪」


「たぬぬー♪」


「ベアベアー♪」


「ピヨヨー♪」


「それじゃあ行くから着替えるぞ」


 ベル達は機嫌よく服を着始める。自慢気に服を着ている姿は可愛らしいな。

 俺とシェリルも着替えを終わらせると部屋を出てカジノへと向かう。


「へー、凄い活気だな」


 カジノは広く賑わっている。トランプは無いが、スロットやルーレットはあるようだ。他には闘技場やアトラクション的な物での賭けが多いみたいだな。


「一攫千金も夢じゃないからな。…破産して借金奴隷になる者も多くいるがな」


「それじゃあ、そうならない程度に遊ぶか」


 俺達はカジノの中を見てまわる。ここのカジノはコインに変換して行うコーナーと、そのまま現金で遊べるコーナーがあるようだ。ちなみに賭け金の最低は銀貨からのようだ。


 現金はそのまま持金が増えて、コインは景品と交換できるらしい。


 どれで遊ぶか悩んでいると、知らない男に声をかけられる。


「お、ラッキーボーイじゃねえか」


 その言葉と同時に色んな人たちからの視線を感じる。それだけなら別にそこまで気にしなかったのだが、嘲笑が混じっているからいい気はしない。


 そして俺をラッキーボーイと呼んだ男は見るからに酔っぱらっている。酒瓶を片手にカジノに入り浸っているようだ。


 無視をしていると肩を掴んできた。


「おい、つれねえな。お前のラッキーを分けてくれよ」


「離せよ。そもそも俺はラッキーボーイなんて名前ではないんだが」


 手を払ってそう答えると、男は更に笑い続ける。


「何言ってんだよ。無名のお前が邪竜討伐や最高到達階の更新なんてラッキー以外の何でもないだろ。いいよな。運が良いだけで金も名誉も手に入っているんだからよ」


 そう言って、よろけたように近くのイスに座る。周囲からも耳障りな声が聞こえてくる。


 何を言っても無駄だろうなコイツらには。まあ実際運が良かったのは否定できないからな。とりあえずさっさと離れるか。


 俺はシェリル達を連れてその場を離れようとしたが、シェリルは動かなかった。そしてそのまま男に向かっていく。


「他人を羨んでいるなら、ダンジョンにでも潜ればいいだろ。少なくともカジノで酔っぱらっていても何も変わらんだろうが。そして言っておくが、確かに運が良かった要素は多大にある。だが、コイツはそれ相応のリスクも背負っていたぞ。貴様らにバカにされる理由は無い」


 怒気を含んだ声で男も周りも睨みだす。

 だが男は堪えた様子はない。


「ハハハ。こいつはとんだお笑い種だな。誰に対しても冷たいことで有名だった女が男の事でムキになっているぜ。やっぱりお前はラッキーボーイだよな。運の良さで女も手に入れていたか。いいねえ人生楽だろ」


 シェリルが殴りかかろうとしていたので止めに入る。


「おい止めるな!コイツを殴らせろ」


「相手にするなって」


「貴様は自分の事に無頓着すぎるぞ!こんな奴等にバカにされる必要はないだろうが!」


 目には薄っすらと涙が浮かんでいるように見えた。

 パーティーの時もそうだったけど、シェリルって人の事で怒ってくれるよな。こうなると言わせっぱなしも良くないな。


「落ち着けって。コイツは俺のラッキーを分けてほしかったんだよな。なら分けてやろうぜ」


「何を言っているんだ?」


 シェリルが困惑した目で見ており、男も周りも俺が何をするのか注目している。

 俺はそのまま近くのルーレットに向かう。このルーレットは現金を賭けるタイプの物だ。

 ルールも俺が知っている物と同じで、数字・色・奇数偶数・範囲に賭けるタイプだ。もちろん一つの数字に賭けるのが一番配当金が大きい。


 俺は直感をフルに活用させる。…こんな事するつもりはなかったんだけどな。


「十番に金貨五枚賭けるぜ。さあ、俺をラッキーボーイと言っていた奴等はチャンスだぞ。ラッキーボーイがどこに賭けるか分かっているんだから乗らない理由はないよな。幸運は掴みにいかないと取り逃がすぞ」

 

 男も周りで笑っていた者達もざわつくが動く様子がない。


「面白そうだな。俺達は乗らせてもらうぜ」


 そんな中で筋肉の集団が笑いながら俺と同じ番号に金貨十枚を賭けてきた。


「あら“喋る筋肉”達も賭けるのね。私も金貨一枚くらい賭けてみるわ」


「…金貨五枚」


「アイヤ。私も乗るネ。金貨一枚ネ」


「私も賭けましょう」


 セクシーなお姉さん、ローブを深く被っている少女、中華風の女性、パーティーで宝酒を一番に手にした青年、…キーメイスだったかな?他にも十人くらいが俺に乗ってきた。ただ乗ってきた全員が、俺を笑っていた奴等ではなく近くで遊んでいた者達だった。笑っていた奴等はだれ一人乗ってこない。


 そしてルーレットが回された。誰もが注目して転がるボールの行方を見ている。

 ボールは十番のポケットに吸い込まれた。


「…うぉー!!マジで勝っちまった!!」


 筋肉の集団の一人が叫び出す。


「あら賭けてみるものね。良いお酒が飲めそうだわ」


「…装備代」


「これでご飯がいっぱい食べられるネ」


「白金貨三十六枚に宝酒。父に褒められますね」

 

 …人が好さそうな顔をしているのに白金貨で賭けたのかよ。


 俺は配当金の白金貨一枚と大金貨八枚を受け取り男に向かって話しかける。

 

「アンタたちの言う通り俺はラッキーボーイだったみたいだ。ただ、邪竜の呪いを恐れなかったり自分より強い魔物にも立ち向かったりとリスクもとっているんだよ。この場面で賭けにも出られないお前じゃ運が良くても成果は出ないだろうな」


 男が言い返す前に俺はもう一度ルーレットの席に着く。


「二十三番」


 俺は数字を言ってテーブルの上にバンッと賭け金を出す。


「俺も」


「わ、私も」


 今度は周りで見ていた者達が金貨を出していく。さすが、高ランクの冒険者や商人・貴族しかいないから金があるな。


 男を含めて合計で五十人くらいが俺と同じ数字に賭けただろう。その連中を先程俺に乗っかって儲けた人達は笑いながら見ていた。


 ルーレットが回されてボールがポケットに吸い込まれる。今回は三番に吸い込まれた。


「ありゃ外れたか。銀貨一枚損したな」


 俺はそう言って席を立つ。


「ふざけんな!外れたじゃねえか!つーか何でお前は銀貨一枚しか賭けてないんだよ」


「ギャンブルが百発百中なはずないだろ。キチンと俺の賭け金を確認すればよかったのに」


「掌で隠していただろ!」


「そこに違和感を感じろよ。お前が成功しないのは運の良し悪しじゃなくて足りない物があるからだろ。一応こんな感じで俺は運だけじゃなくて駆け引きもできるぜ」


「ふざけやがって!」


「そこまでにしておけ」


 間に入ってきたのは筋肉の男だ。


「邪魔すんなよ!テメエは儲かったからいいだろうがよ」


「バカを言うな。全員が儲けるチャンスはあっただろうが。それにこの男が言う通りに、お前の見落としが原因だ。冒険者として致命的なミスだぞ」


 脳筋だと思ってごめんなさい。よく見ているんですね。


「周りのお前らもだ。コソコソしていないで言いたいことがあるなら言えばいいだろが。人の功績を妬むくらいなら俺達のように鍛えればいい。健全な精神は鍛え上げた肉体に宿る物だぞ。よければ俺達が手伝うぞ。遠慮はいらん」


 そう言いながらポーズをとる筋肉男。絡まれたくないのか、どんどん人は散らばっていく。

 そしてベル達よ。ポーズをマネするくらいは可愛いからいいがムキムキにならないでくれよ。


「ありがとうございます。助かりました」


「ハハハ。気にするな。君には稼がせてもらったからな。この筋肉を維持するには食費もかなりかかるからな」


 豪快に笑う筋肉男。パーティーのメンバーも同じように笑っていた。


「お話の最中申し訳ありませんが、良ければ皆さんで食事でもしませんか?稼がせてもらいましたので私が奢りますよ」


 俺としてカジノでこのまま遊ぶのも無理そうだから、奢ってくれるならありがたい。敵対心もなさそうだしな。


 シェリルも問題なさそうだし、ベル達は食事に反応しているしな。


「あら、私達もいいかしら?」


「ええ勿論ですよ。私としても実力のある冒険者の皆さんとお近づきになれるのはありがたいですからね」


 結局はキーメイス・筋肉の集団・セクシーな女性・ローブの少女・中華風の女性と一緒に食事をすることになった。

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