表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でぐらい無双させてくれ!  作者: 用無しな洋梨
1/3

プロローグ

俺はヒーローになりたかった。

誰だって1度は夢見た事があるだろう。

正義の味方。悪の敵。

弱きを助け強きをくじく。

強大な悪に立ち向かい、その恐怖から人々を救う。

怪人が現れたら変身して、ボロボロになりながらも戦って最後に必殺技で勝利する。

そんなヒーローになりたかった。

普通の人が現実を見始めている時にすら俺は本気でヒーローになろうとしていた。

だけど、なれなかった。

俺はヒーローって器じゃないと悟ったのは小学5年生のころだろうか。

俺は虐められていた。

理由は単純だった。

俺はクラスのカーストトップ連中に喧嘩を売った。

そいつらは虐めをしていた。俺じゃない誰かに。

俺はそれが許せなかった。

そして俺はそいつらに喧嘩を売った。やっすい正義感に動かされた。

別に俺はその子と仲が良かった訳では無い。名前も顔も覚えていない。何で虐められていたかも分からない。

ただ助けなきゃと思ったんだ。

もちろん結果はボロ負けだった。

変身も出来なきゃ必殺技も使えない。

相手は5人 俺は1人

タイマンでも間違いなく負けてたけど

勝てるはずがなかった。

ボコボコにされた。

あの日を上回る痛みはもう来ないだろうと思っている。

体だけでもなく心も痛かった。

そして俺は虐められるようになった。

だけど、俺はそれでも良かったと思っていた。

虐めのターゲットがその子から俺に移れば、その子は救われる。

だけど、現実は甘くはなかった。

虐めのターゲットは俺とその子になった。

どちらか1人では無く、どちらも虐める。

俺はあの子を救うことすらできなかった。

被害が増えただけだった。

その時だった。俺が理解したのは。

俺はヒーローになれない。

力が無ければ正義なんか名乗っちゃいけないんだ。

俺はあの時からヒーローの助けを待つだけの一般人Aになった。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 設定が面白いですね! 続きとチート能力が気になります [気になる点] 個人的な意見ですが主人公のフルネームですね [一言] 執筆頑張ってください
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ