ラグナロク
男と女は共に生きるのを止めた。
女は天へ、男は地へ、行き地上で争った。
新たな命生まれることなくただただ人口を減らしすだけの争いをした。
もう嫌だ...。
あるものは憎しみと死だけ。
こんな世界を私は救いたいと思う。
こんな世界でも私の世界だから...。
これから話すのわ世界が新たな命を否定した話。
ラグナロク「終末の日」
1.少年
生きるとはなんなのだ。
少年は全身ずぶ濡れで、何があったのか見れば分かる状態だった。
生きるとはなんなのだ。
自分の中の誰かがまた問いかける。
「わからない...」
『生きる理由もないなら死んでしまえ。』
「死ぬ...のはやだ後もう少しだけ生きるよ。」
『...』
朝いつものように学校へ行く。
少年の学校は元女子高で2年前から共学になった学校だ。
男子はクラスに7人ほどしかいない。
これだけ聞けばハーレムなど良いことしか思い当たらないだろう。だかしかし、少年にとってはそれが地獄でしかないのである。
「よぉ、ネクラくそメガネ今日もちゃ~んときたな」
「じゃこっちに来て」
このあとのことは想像がつくだろう。
殴られ、水をかけられ、そしてまた殴られる。
いじめだ。
少年は女からいじめを受けていた。
1人ならなんとかなるであろう、だが数が多ければ話は違う。
1人VS34人 集団リンチというやつである。
それがこの学校。