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8   自己再生

いつもよりかは長めです。

どうも、現在進行形で『雷魔法』を使ってくるゴブリン(大量)と戦っているペルスギア=クーヴァリルです。


と脳内自己紹介をしているがそのゴブリンが結構うざい。『鑑定』をかけてみると



ゴブリン・メイジ 


〈筋力〉200

〈体力〉250

〈速さ〉300

〈魔攻〉500

〈魔防〉450


〈スキル〉雷魔法LvX 集団戦術LvX 雷耐性LvX


となっている。これは最近気づいたことだが武器や防具、そして魔物にはレベルがないらしい。


「『サンダーランス』!『サンダーウォール』!『サンダーボール』!」


俺はただひたすら『雷魔法』を打ち続ける。

ちなみに今は初級魔法だから詠唱は魔法の名前だけでいいが中級魔法からは少し長めの詠唱が必要になる。

それまでに『無詠唱』スキルがほしいところだ。


それからしばらく雷系の攻撃を使いまくる魔物を狩りまくった。そして


「やっとボスか・・・」


この迷宮のボスが出てきた。見た目は黄色いゴーレムだ。『鑑定』をかける。


サンダーゴーレム


〈筋力〉500

〈体力〉700

〈速さ〉350

〈魔攻〉800

〈魔防〉850


〈スキル〉雷魔法LvX 中級雷魔法LvX 無詠唱LvX 魔力障壁LvX 雷耐性LvX


「とにかく硬そうなゴーレムだなぁ!」


こっちは『雷魔法』しか使えないのに『魔力障壁』に『雷耐性』に『中級雷魔法』と『無詠唱』ときたか・・・魔防もとにかく高いし。

これめんどくさいな・・・


「『サンダーランス』!」


一発打ち込んでみるが魔力障壁に阻まれる。


「後ろに回り込むかゼロ距離で打ち込むかしかないか・・・くっそ面倒くせぇなぁ!」


俺はサンダーゴーレムが連射してくる『中級雷魔法』を『瞬間転移』で回避して接近、もしくは裏取りして『サンダーランス』を打ち込んでいく。


「ッ!!!」


被弾してしまった。異常なステータスのおかげでダメージは軽減されているがそれでも『中級(・・)雷魔法』、かなり効く。


「どうするかな~この状況ッ!」


流石にこのままだとキツイ、まず圧倒的に火力が足りない。あと魔攻が3倍あればと思えてくる。

そして被弾がかなり痛い、治癒魔法で回復してはいるもののこれじゃあ魔力が枯渇してしまう。

何かいい手がないかと考えていると一つのスキルを思い出した。


俺のまだ一回も使っていないユニークスキル、『呪印侵食(ベルセルク)』を・・・


「『呪印侵食ベルセルク』ッ!!!」


心臓に激痛が走る。そして激痛が収まった時には体が軽く、力が漲ってくる。


「『サンダーランス』!」


バゴッ!


サンダーゴーレムの腕が壊れる。これは行ける!


「『サンダーランス』!『サンダーランス』!『サンダーランス』!」


バゴオオオオオオオッ!


ゴーレムが砕け散った。


勝利だ。


「よっっしゃああああああ!」


俺は強制転移が来る前に『呪印侵食(ベルセルク)』を解除してゴーレムの魔石を回収した。


キュイイイイイン・・・と久しぶりに聞く転移の音、数秒後には俺は転移していた。


「ケルヴェールのとことあんま変わんないな、ここ」


そこはケルヴェールの森と全く同じ祭壇の部屋だった、そして数秒後・・・


「ッ!・・・来たか」


【〈スキル〉『金剛』を習得しました】

【〈スキル〉『偽装』を習得しました】

【〈スキル〉『魔法剣』を獲得しました】


おぉ・・・いいねぇ・・・そして~?


【〈ユニークスキル〉『自動再生(オートリペア)』を獲得しました】


「ふむふむ、とりあえず・・・『転移』」


俺はとりあえずアルクトゥルスに帰り、宿に戻ってきた。


「さぁ~『鑑定』の時間だ~イエーイ」


【『金剛』〈スキル〉、魔力を使用し自分の体を硬化させる。魔力消費は1秒1魔力】

【『偽装』〈スキル〉、自分のステータスを偽る事ができる。レベルを上げる事によって自分の姿なども偽ることが可能】

【『魔法剣』〈スキル〉、剣に魔法系のスキルの効果をのせることができる】


なるほど、ん?『魔法剣』使って禍天蒼月に『雷魔法』乗せれば今回の迷宮簡単に攻略できんじゃね?


【『自己再生(オートリペア)』〈ユニークスキル〉、自分の傷を魔力を使わず高速再生することが可能になる。常時発動】


「わーお、チートだなぁ・・・魔力を使わずとか・・・治癒魔法ゴミじゃん。」


俺は『自己再生(オートリペア)』の効果を確かめたくてちょっと手に傷をつけてみた。


シュゥゥゥゥゥ・・・


「煙・・・いや水蒸気か・・・お、治った」


傷口は水蒸気を立てながら塞がり、完全に治った。


「これ『金剛』と相性良さそうだな・・・」


『金剛』で怪我を負いにくくなり、怪我をおってもこれで即治る。


そして最終的な今回の迷宮探索の成果


ペルスギア=クーヴァリル 人間 男 Lv44


〈称号〉戦闘狂 ケルヴェールの森攻略者 アルクトゥルスの洞窟攻略者 進撃者 無慈悲な剣士 化物


〈筋力〉2688

〈体力〉2688

〈速さ〉2688

〈魔攻〉2688

〈魔防〉2688


〈スキル〉罠術Lv10 投擲術Lv5 魔法多重発動Lv9 火魔法Lv10 水魔法Lv10 鑑定LvX 縮地Lv10 転移LvX 治癒魔法Lv2 瞬間転移Lv10 風刃Lv7 剣聖術Lv10 二刀流Lv10 雷魔法Lv8 金剛Lv1 偽装Lv1 魔法剣LvX


〈ユニークスキル〉呪印侵食(ベルセルク) 自己再生(オートリペア)


おぅ・・・これ呪印侵食(ベルセルク)使えばステータスオール10000越すじゃん・・・倍率アップ恐るべし・・・


「称号に化物って・・・間違ってないか・・・」


などとしょんぼりしながら呟き、俺は眠りについた。



ちなみに後日、『魔法剣』で禍天蒼月に『雷魔法』かけて今回の迷宮攻略したら仕様でスキルはもらえなかったが、祭壇の部屋には行くことが出来た。俺の努力が・・・











なんかややこしくなってきたので次8.5話にして色々解説?的なのします

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