優しいヤツ
4作品目
誤字、脱字があったら申し訳ありません。
!
目が覚めた。目の前には白い天井。
そして俺には、お布団が。ぬくい。
このまま授業をサボって寝てしまおうかと思ったが、なぜか耳に楽器の音が入る。
もしかしてだが、ポケットからスマホを取りだし
起動してみる。
やっぱりだ、授業の時間などとうに終わっており
部活が始まる時間から約30分たっている…
長い間気を失っていたらしい。
(人を数時間気絶させるものが俺の頭に当たった…)
俺は手当たり次第に頭を触ってみた、良かった…
たんこぶらしきものがあるだけで、包帯で巻かれていたり、縫われていたりはしてなかったようだ
ベッドから降り周りを見渡してみる。
外では新入部員だろうか、少し周りに遅れながら
走っている。 お疲れさまでーす。
部活には入っていないので、あせることもない。
室内を見回してみたが、俺を看病した(願望)美少女はいない。というか保健の先生すらいない。
それほどまでに俺の怪我は大したことはないと言うことだろう。諦めたとかないよな…
…ここにいてもすることはないだろうし
さっさと教室で荷物とって帰ろう。ん?
足音だ、保健室がある廊下はこの時間帯生徒は用がない ということは俺を気絶させた奴か、看病したであろう美少女だろう、というか看病であってるの?病気? まぁとんでもない時間気絶するぐらい弱いのは病気だな
! そうだ!俺がベッドで眠る!
介抱してくれた美少女が入ってくる!
お目覚めのキスが俺にくる!
急いでベッドに戻らねば!
「おーい 仁田ぁ、大丈夫かぁー」
……美少女じゃない、新崎やん…
男の前で寝たふりをしても意味はない。
「あぁ、さっき起きたとこだ。」
やましいことを考えていたことなどないことにして、返事をする。
「おー!仁田!本当に悪かった!」
俺が起きたことで喜びの顔になる。
はじめてかも、俺のことで喜ぶ奴、
というか 悪かった とは、
もしやコイツが犯人?
「俺ってどうしてこうなったんだ?そこら辺の記憶抜けてて…」
さすがに犯人かもしれない だけじゃあ人を攻めれない。
「本当にごめん!ラケット振り回してたら飛んでいって…見事なまでに仁田のところに… 本当に悪かった!」
わざとではない、それだけで安心だ。
世の中にはそういうことをわざとする人間がいる。
テンプレ主人公がそういう人間なわけはないだろうが。 さすがにここまで謝ってくれるのだ、
ここで許さなければ俺が悪者だ。
「俺こそよけろと言われたのにすぐよけなかったし、
お前もわざとやったわけじゃないだろうし、
今回はどっちもわるくないってことでいいんじゃないか?」
案外俺ってば優しいじゃないか。
「ほ、本当にそれでいいのか?」
新崎は少し不安そうだ。 俺は優しい人だからな
嘘は言わない。たぶん、
「あぁ、別に血がでたとかそういう訳でもないしな」
新崎はとても驚いている。コイツ表情豊かだな…
「仁田!お前すげぇ優しいな!ありがとな!」
優しい人にはもっと丁寧にしゃべりましょう。
「…というか、お前部活はいいのか?」
コイツが運動神経がいいことは知っている、
部活でさぞかし活躍しているだろう。
「俺?部活には入ってないぞ?」
え?じゃあどうやって複数いるヤンキーを?
俺が予想しているよりコイツのスペックはすごい
「そ、そうか」
そうなのか… と話していると扉が急に開く。
保健室先生かな? 違った。
「陽斗!ここにいましたか、さ、わたくしと一緒に帰りましょ?」
城戸さんだ、そしてその横には
「陽斗?こんな子放っておいていつものように、私と帰ろ?」
笠木さん。 若干 いつものように のところだけ強めに言ったような気がする。
わぁ、怖い
「二人とも悪いんだけど、今日俺、仁田と一緒に帰るからさ、ごめん!」
その瞬間新崎の隣にいる俺を見て、二人はすごくいいえがおで、こちらに来る。
「今日は、君は予定があるよね?(ありますわよね?)」
脅迫… 美少女とキスどころじゃない… 怖い。
「んぁぁ!そうだ!新崎せっかく誘ってくれたのに、ごめんな?!またいつか今度な!?」
誘われたというより決定事項のような感じだったが… そんなことはいい、今は目の前の状況から目をそらし、全力でにげねば。
新崎のへんじなど聞かずに俺は、はや歩きで保健室からでると、自分でも驚くぐらいの速さで廊下を駆けていった…
新崎に、幸せあらんことを…




