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モブに慈悲はない…?  作者: いす
15/110

ジョーカー

十五話目

誤字・脱字があったら申し訳ありません

そういやぁ夜に話したいとか新崎言ってたけど

大丈夫なんかね、まぁ別に聞きたいわけじゃ

ないんだけど。

「ふ、ふふっ、ここまでは計画通り…

わたくしの可愛らしい寝顔を見て陽斗はふふふっ」

少し小声だったが俺には聞こえてしまった…

城戸さんの喜びの声が。他の二人も一緒になるってことは最初から分かってたのね、

もしかして城戸さんって結構策士なんでは。

「ここで寝るの?ベット足りないけど」

笠木さんの言うことはとっても正しい

しょうがない、ベットが足りないから冬花ちゃんは俺のベットで寝るってことで。俺は床でいいんで

ぜひ!俺のベットに冬花ちゃんを!

そんなこと絶対言えないけど。

「ちゃーんと五人で寝れる場所を用意してありますわよっ!さぁ行きましょう!」

なんだ…用意してあるんだ…はぁ…

「おーい灯行くぞー」

新崎から呼ばれる、

やだっ ドキッとしちゃった

驚いた的な意味で



んで、ついたんだけど これ…

寝る場所はベットを五つくっ付けたやつなんだけど、予想外なぐらい丁寧なんだけど。

もう本当に最初からこのためだけに作られたんじゃないかってぐらいな部屋

テーブルも五人で使えばちょうどいいし、

いすだって五人用ある。

「さぁ!陽斗寝ましょう!今すぐ!さぁ!」

城戸さんはベットにダイブしていったのだが…

寝るにはまだ早い、今から寝ようとしても

眠れないだろうに…

「寝るにはまだ早いだろ、何かで遊ぼうぜ」

どうやら新崎も同じ考えだったらしい

良かった、俺だけ寝る時間くるってるのかと

思ったぜ。

「じゃあ…これ…どう……?」

そう言って冬花ちゃんが出したのはトランプ。

ジョーカー

トランプを見た瞬間、新崎の顔が少し青くなる

トラウマなんだ……

さっき決着つけようとしたくせに。

だが俺は冬花ちゃんがやりたいと言うのであれば

やらねばならない。

「よしっ!トランプやろう!今すぐに!」

冬花ちゃんからトランプを受け取りシャッフルを

する。それを見ると皆は椅子に座る。

「…何する?できればババ抜き以外で…」

新崎はババ抜き以外をやろうとするが、

残念、城戸さんはババ抜き以外知らないようで

強制的にババ抜き。わーい

「……これ」

カードを配り終わると冬花ちゃんから

何か渡された、これは…鼻眼鏡っ…!

何の迷いもなくそれを装着すると、冬花ちゃん

が微笑む。

「急にどうした灯、ガッツポーズなんてして…」

新崎に冬花ちゃんの素晴らしさは分からんだろうな。俺はあの笑顔で生きていく。

「仁田なんてほうっておいていいですわよ

さっやりましょ」

酷くないですか城戸さん…

そんなこんなで試合の始まりである。


試合は中盤、冬花ちゃんは俺から見事にジョーカー以外を引き当て、一位に。

そしてもう一周して冬花ちゃんが上がったので

城戸さんは俺から引くことに。

すっごい真剣な顔で俺のカードを見るが残念

引こうとしているのはジョーカー

さぁお引き… 

俺の願いが通じたらしく見事なまでにジョーカーを引き当てた、あ、すっごい睨まれてる。

そして俺の番、新崎から引かねばならない

ま、ジョーカーを持ってるのは城戸さんだから

そんな恐れなくていいんだけど、

気楽に引く、お、揃った。

後2枚、上がりも近いのでは。

今一番手札か少ないの俺、つまり2位は俺である

勝ったな…




やばいです。笠木さんがジョーカーを引き

ポーカーフェイスなんて知らないのか顔に出した結果新崎は主人公らしく、ジョーカーを引いてあげた。そしてそのまま試合は進み

「またか……」

新崎と俺の対決、またかよぉ…

「今度こそ決着をつけないとだな…さぁ!引くんだ!灯」

何も考えずに俺は引く、…………!

ジョーカー、いやぁぁぁぁぁぁ!!

シャッフルをし新崎に出す、

左側を引いてもいいんだよ!というか引け

「お前に良いことを教えてやろう、

ジョーカーは右にある!」

俺はもう決着など知らずに負けにいこうとするが

「ふっ、お前のそんなあからさまな罠にかかるわけないだろ!こっちだな!」

そう言って右から引く

いやほんとのことなんですけど

「なっ!お前…心理戦とか得意なのか…」

いやどう見ても自爆しただけでしょ 

「陽斗…今のどう見ても信じなかった陽斗のせいでしょ…」

笠木さんも俺の味方をしてくれる、天使かな?

味方になってくれるだけで天使扱いとか

俺の味方になってくれひとが少なかったからかな

「ふっふっふっじゃあ俺もお前に良いこと教えてやるよ!ジョーカーは右だ!」

そう言って新崎は右側のカードを隣のカードより

前に出す、しょうがないな…

「もう少し演技力を身に付けるんだな陽斗!右だな!」

勢い良く右からカードを取ると…ジョーカー

なんだと…心理をついたその戦法…お前できるなっ!

その後もよく分からないテンションでジョーカーの引き合いをしていると

「さっさと終わらせてくれませんこと?

他にも遊ぶものありますからわたくしそれが

したいんですけど。」

城戸さんから飽きたとの声が。

「……………………」

無言で新崎は俺からカードを取る、あっそっちは

負けた……この俺が… ま、言ってしまえば

もう三人に負けてるんだけど。

「やった…!俺の勝ちだ…!」

俺達はついにこの勝負に決着をつけることが

できた。

その嬉しさから俺と新崎は椅子から立ち上がり

握手をした。強く握手した。


それと同時になにやってたんだという気持ちに

なりました。

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