料理は得意
十三話目
誤字・脱字があったら申し訳ありません
観覧車に乗ってしばらく 一番高いところにきた
ジェットコースターと違って勢いがないから
怖さはない(嘘)
外を見てみるとショッピングモールやプールなど
遊ぶことに事欠かないものが多くある、でも
海の近くにあるプールって夏は大丈夫なんだろうか、でもまぁ海は怖いからプールに行く人もいるのだろう、というか最近は温水プールもあるんだっけか。
そのまま景色を眺めているとどうやら一周し終わったらしい、扉が開く。
「よしっ!仁田君も降りてきたし、次のところに行こっかっ!」
俺が降りたことに気がついてくれた笠木さんが
周りに伝えてくれる、優しい。
「次は誰かが一人で乗るのはなしだからな!」
新崎はいつもより声を大きくして周りに言う、
「じゃあわたくし、次はあれにしたいですわ!」
そう言って城戸さんが指をさすさきにあるのは
メリーゴーランド ん?
その後も色々楽しんだあとに、
泊まる場所に帰り、夕食をつくることになったのだが…
「夏、本当に前のお弁当夏が作ったんだよね?」
どうしてだか俺は城戸さんと笠木さんと一緒に料理をつくっている。
「え、えぇ!前のはわたくしの手作りですわよ!
」
そういいながら下ごしらえをしていない野菜をそのまま鍋にいれようとする城戸さん
…これから作る料理はカレーなのにね
どうやら新崎は料理が全くといっていいほどできないらしく、城戸さんと笠木さん、そして俺の三人で作ることになった。冬花ちゃんは12歳だししょうがない、でも主人公よ
お前一人暮らしなんだから料理はできるだろ…
どうしてできないのか聞いたところ練習は
したらしいのだがどんなに頑張ってもろくな料理がつくれないらしい、その料理を味見した笠木さんがもう作らないでくれとお願いしたらしい、
だからもう料理はしないとのこと。
城戸さんは料理ができないことが判明したので
二人で作ることになりました。
「仁田君、料理得意なんだねっ!」
鍋を混ぜていると、急に笠木さんが話しかけてくれる。
「え、えっとまあ色々あって…」
家族に見放された、とは言えない。
「わたくしはその色々が気になるのですが…」
城戸さんが会話に入ってくる、二人の女子と会話するとか無理なんですけど
「わたくしがどんなに頑張っててもできなかった料理なのに…」
城戸さんも料理できない族なんですね
無事にカレーは完成し、無駄に広いテーブルに置く …このテーブルって普段豪華な料理が並ぶ場所なんじゃなかろうか。
夕食の材料は前日に届けられるとまえに言っていた、そして入っていた材料はカレーを作れといわんばかりの材料であった、ルーに関しては事前につくられていたのだが。
皆カレーを食べ終わったのだが流石にカレーだけでは男子高校生の胃袋は満たされない ということでデザートを作ることになったが
デザートは材料が入っていた冷凍庫とは別のところにもう入っていた、バニラアイスである。
チョコ食べたい。
俺らがデザートを食べたくなるのが分かっているとは流石城戸さんの執事さんたち。
「それではわたくしたち、お風呂にいってきますけども、陽斗、絶対覗かないでくださいね!
絶対ですわよ!」
新崎と部屋でトランプをしていると、何故か
城戸さん達が入ってきてダチョウ倶楽部的なのを言ってくる、新崎は覗いちゃいけないけど俺は覗いていいんですよね?
まぁ、でもこういうのは主人公は絶対行かなくて
俺みたいな立場のやつが行くことが多い、
行かないけど。
「ほい」
急に新崎にトランプを取られ焦ったが
新崎は無事に俺からジョーカーを引く。
時々思うんだけどババ抜きって二人でやるとき二枚と一枚から初めていいと思う
「…こっち」
俺は無事に新崎からジョーカーを引くことができた、なんでや
「…俺らもそろそろ風呂いくか?」
新崎はもうこれ以上ジョーカーの悪夢を引き起こしたくないのだろうか。
「せめて、これが終わってからな。というか
風呂って今使ってるだろ?」
新崎は俺からジョーカーを引く、またかよ。
「ん?男湯と女湯で別れてるぞ?場所も少しばかりか離れてた気もするし」
こういうのってなんか壁越しに女子の会話が聞こえてドキドキってことになるかと思ったが違った
ていうか、このお城に露天風呂は似合わんか。
「そうか」
そう言いながら新崎からトランプをとる、
ジョーカー
「………この試合が終わったら風呂にしような」
そう言って新崎は俺からトランプをとる
ジョーカー
ジョーカー
ジョーカー
何回これを繰り返しただろうか
「……もうそろそろ風呂にいこう」
新崎はもうこれ以上悲劇を繰り返さないために
やめることに決めようとする。
「…そうだな」
そういうことで風呂に行くことになりました
さよなら、ジョーカー
「戻ってきたら、この続きな!」
こんにちは、ジョーカー