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モブに慈悲はない…?  作者: いす
12/110

仲良く観覧車

十二作品目

誤字・脱字があったら申し訳ありません

「………んぁ?」

目が覚める、あれ?お化け屋敷を楽しんでいたはずなのだが、なにやら俺は椅子に座っている。

「あっ 起きたか灯!…お前本当に無理するなよな…やっぱ休んだほうがいいって!」

俺が目が覚めたことに気づいた新崎が話しかけてくれる、だがその周りに城戸さん達はいない。

「ん…あぁ、それよりも城戸さん達はどこに?」

新崎は俺に水を渡しながら

「んーっと、お前が起きたら少し早いけど昼食にしようってことで昼飯買いにいったぞ。」

…女の子に飯を持ってきてもらうってなんか嫌だな…というかそれはつまり冬花ちゃんに重いものを持たせること………迷惑をかけてしまった……

ちょっと一回だけ死んでこようかな。

飯を冬花ちゃんに持ってきてもらうのは新婚の時にお願いしたかった……

「お、夏達来たぞ、おーい!こっちだぞー!」

城戸さん達に気づいた新崎は席を立ち、

手を振って呼んでいる、それに城戸さん達も気づき、こちらに歩いてくる、良かった…冬花ちゃんがもっているのはそこまで重いものではない。

本当に良かった…

…というかこういうのは男が行くべきでは?

「あ、仁田くん起きたんだねっ!良かったぁ。

今度からは無理はしないでよ!」

笠木さんが優しい声をかけてくれる、

「まったく、仁田のせいで途中でリタイアしたのですわよ…全く…男なのに弱いですわねぇ…」

城戸さんが冷たい声をかけてくれる。

冬花ちゃんは目の前にあるご飯を食べたくてうずうずしている、よし!復活した!

「はぁ…まぁ良いですわ、少し早いですけど

お昼ご飯をとりましょう  …それで陽斗これは

なんですの?」

城戸さんはホットドッグを見たことがないらしく、新崎に聞く。

「んっーとこれはホットドッグっていってそこに

あるケチャップとマスタードをかけて食うんだぞ」

それを聞くと城戸さんはホットドッグにケチャップとマスタードをかけるのだが、マスタードの

量多くない?ケチャップは丁度いいが、なんか

マスタードが多い気がする。

「…陽斗これはナイフなどはありませんの?」

城戸さんは食べ方を聞く、初めてそんな質問する

人を見たな…まぁお嬢様だしね。

「いやナイフは使わないぞ…そのままかぶりつく

んだよ」

それを聞くと城戸さんはすこしためらう、

「流石にわたくし、そのまま手でこれを持って食べるのは厳しいですわ…だから!さぁ陽斗

わたくしに食べさせてくれませんこと?」

それを言うと二人で会話しながら食べていた

笠木さんと冬花ちゃんが止まる、

「あー陽斗、わたしもそのーちょっとこのフォークだと食べずらいかなぁ…だからわたしもそのー

してほしいなーって」

先ほどまで普通に使っていたフォークに文句を

言いはじめる笠木さん、

「陽斗…わたしもしてほしい…だめ……?」

冬花ちゃんもあーんをしてほしいらしい、

僕じゃだめですか?だめですね。

「えっ?二人とも普通に食べれるだろ?

秋葉、お前さっきまでそのフォーク使ってたし

冬花も大丈夫だろ?」

お前…察しろよ…というか冬花ちゃんに至って別に使いづらいとかいってないんだけど。

「むぅ………」

冬花ちゃんは断られて頬を膨らます、

かわいすぎるんだけど…

その後結局あーんを二人はされず、なんでか

知らないけど二人であーんをしてた、

あのね、あーんをするときの冬花ちゃんがね

小さいお口をあけてこう…カプッって感じに

食べるのがね、もうね、うん。いいねっ!

写真をこっそり撮っときました、

そのときにうっかり連写を十回ぐらい

してしまったけど問題ないね、ついでに

動画も撮りました。バレなくて良かった…

あ、でもバレて怒る冬花ちゃんも見たいかもな…

…城戸さんすごいつらそうだけど全部食べられるの?




「それじゃあ次どれに乗る?」

昼食をとった後、次はどれにするかを

決めることになった。

「灯のことも考えてあんまり激しいのはなしだからなっ!」

新崎は俺の心配をしてくれる。キュン…

…こんなことでときめきません。

というかどんなことされてもときめきません。

「じゃあ次はあれにしませんか?」

城戸さんが指を指す先にあるのは観覧車、

高いとこ大丈夫で良かった…

「灯もそこなら大丈夫だよな!」

もう決定事項らしく進んでいく、さっきも

そんな感じで俺が苦しい思いしたんだけど…

まぁ観覧車は大丈夫だし良いんだけど、これも

記憶違いとかないよな…

そう考えながら新崎達の後ろについていく、


観覧車に乗るまでもう少しになったときに

事件はおきた、どうやら一個の…なんだこれ

この乗るやつ。まぁ観覧車ってことで。

この観覧車は四人用らしくのび太にたいして

厳しいらしい。

まぁ言いたいことは一人が皆と乗れないわけで

「どうする?俺ら五人だから2、3でわかれるか?」

そんなことせずとも俺を省けばいいだろ?

「あー 俺一人で乗るよ、別に一人でも大丈夫だし」

お前は主人公だから四人中三人が女子の密室に

いても問題ないんだ。俺がやると犯罪

「いや、でもなぁ…」

新崎はどうしてそこまで一人を作りたがらないのだろうか、

「ほら、次、順番くるから準備しとけ」

係りの人も誘導を始めようとしている、ここで

色々言うのも迷惑だ、

「まぁ、せっかく言ってくれてるんだから、

陽斗!乗ろうよっ!」

冬花ちゃんも城戸さんも陽斗の腕を掴んで、

完全に一緒に乗る体制である。

「分かったよ…」

新崎は少し困った顔をしながら丁度きた観覧車に乗った。

これがあれだろうか、主人公にある複雑な過去というやつなんだろうか。


少しして俺も観覧車に乗った。

高くない?これ

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