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モブに慈悲はない…?  作者: いす
10/110

楽しみなお泊まり

十作品目

誤字・脱字があったら申し訳ありません


「ふわぁ…あ…いってぇ…」

寝ている間ずっと頭を窓に置いていたからか

頭が痛い、物理的に。

どうやらまだ車は走っているらしく俺を除いた

四人が仲良く会話していた

「なぁ、そういや聞いてなかったんだけど、今から行く場所って何処なんだ?」

新崎は俺が起きたことなんて気付いてない、

そうだもんね、俺だもんね。

話に出ている場所についてたが、城戸さんは当日教えると言っただけで、海が近いことと、周りに

遊べる施設が多いことしか聞いていない。

俺がこの条件で知っている場所としては、

最近色々と建てられたところぐらいしか当てはまらない。テレビで特集を組まれていたりした、

だがこの三連休だ、流石に人が多すぎる気もするが案外俺みたいな考えを持っている奴は行かないからそこまで多くはないかもしれない。

「もう少しすれば見れますわよ、だから待ってくださいな、それともやはりプロポーズをする場所については詳しく知っておきたくて?別にここでしても良いんですわよ?」

あぁ…そういえばそんなとこもあるっていってましたね。

ていうかそれもテレビで見たな…確実に向かっている場所はそこか、でもそれにしては車の渋滞に

引っ掛からないな…そう思い椅子から少し立ち

前を見ようとすると

「プロポーズはしないって!だから秋葉その笑顔で俺を見るのやめてくれ!…あ!灯、起きたのか、おはよう!」

話していた新崎達にバレてしまった

別にばれたくなかったわけでもないけど

だがそれと同時に前も見れた、前には車一台無い、なんでだ?

「おはよう…それよりなんで休日なのに前に車が一台もないんだ?」

俺の疑問に城戸さんではなく運転してくれている

城戸さんの執事さんが答えてくれる

「この道は今から向かう場所の建設に関わった者だけが使える秘密の道なんです、だから渋滞などは気にしなくても大丈夫なんですよ。」

建設に関わったって…もしかして城戸さんやばいぐらいの金持ちなのか…それよりも答えてくれた執事さんに感謝しないと、

「えっと…ありがとうございます。」

なんか冷たい感じになったけどこれが俺の普通だから…

「それよりも仁田…ふふっ、何ですかその顔はっ」

城戸さんは笑っている、えっ?というか俺の顔?

「えっと、ふ、ふふっ、あの鏡。」

笠木さんから鏡が渡された、鏡で顔を見てみると

何故か俺の顔には鼻眼鏡が、それよりどうして気づかなかった俺。一体誰がこのようなことを…

絶対に許さない。絶対に。

鼻眼鏡を取りながら誰がやったか聞く。

「えっと…?誰がこのようなことを?」

スッ と手が上がる

冬花ちゃんだ、よし、許そう。

「ご、ごめんなさい…もしかしたら使わないかと思って…使いたくなっちゃって……ごめんなさい…」

つまりは俺に近寄ってきて顔を触ったかも

しれないと……

お、俺は大人だから子供の無邪気の犠牲ならなきゃいけないんだ、だからもっとやってください。

「あぁ、あ!いや、いいんだ。確かに使わないかもーって思ったら使いたくなるよねっ!」

まったく、冬花ちゃんは最高だぜ。

「なんか、お前…冬花だけやけに優しいよな…」

新崎から変な目がくる、お前は周りから優しくされてるから問題ないな。

「盛り上がっているところ申し訳ないのですが

2日間皆様がお泊まりされるところに到着いたしました。」

執事さんが、目的地に着いたことを教えてくれる

さっそく皆は車から降り、何故か唖然としている

俺も周りに忘れ物がないかを確認して、車を降りてみると………あれ?別荘?最初は遊ぶんじゃなくて?あぁでも荷物あるか、もう少しで見れるとかいってた場所も話してたせいで見落としてたかもな……それよりも降りなければ。

で、でかい…別荘というよりただの城という感じだろうか、でもそれにしては少し小さいか。

いや、俺の家よりもはるかに大きいから小さくないか。ていうかここに五人で泊まるの?広すぎない。

「え、えっと…俺らは今日と明日ここで?ひ、広すぎないか?」

新崎も同じことを考えていたらしく、代わりに聞いてくれる。

「えぇ、そうですけど、…! もしかして!何か不都合が!?」

城戸さんは焦ってる、

「いや、流石にここに五人でだけってのもなぁ…」

と、言いながら新崎は俺らを見る、ていうか秋葉さん目がキラッキラッしてる、お城とかシンデレラとか憧れてるのかなぁ…

「えっ、と…つまりでもまぁ広すぎて困ることもないでしょうし…」

広いとかいうどうしようもないこと言われて

曖昧な反応をしている。

広いと迷いそうだけどね。

「ま、まぁ!それよりも外で話すのもなんですから中に入りましょうよ!ね?」

そう言いながら城戸さんは進んでいく、

良かった玄関までは近くて、

中に入ってみてもやっぱり広い。


「それじゃあ早速!遊びましょう!」

部屋の中に入って荷物を少し整理していると

すこし興奮している城戸さんが入ってくる、

「ああ、わかった!行くぞっ!灯!」

…どうして俺と新崎同じ部屋にしたん?

前にどっちが新崎と同じ部屋にするかとか争ってたけど、結局男子、女子は分けることになった。

なんかね、新崎が俺と同じ部屋だと最初っから思ってたらしくてね。まぁ、俺も女子と同じ部屋になったら焦りでなにするかわかんないし、

キッチンとかで寝ることになると思う。

「灯!はやくいこうぜっ!」

新崎はまた俺を呼ぶ、そしてその後ろには

いつもの四人が。


…というか日常部ってこんな感じなの?

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