6月8日 CS4.8先生の決意
6月8日、天候雨。
「最近は、雨が多く降るなぁ」
と私、CS4.8先生こと金色堂祐希は、天気予報を見て梅雨入りに入った事を知るのであった。うろな町の天気はこれからしばらく雨やくもりと言ったどんよりとした天気が続く。それが梅雨入りに入ったと言う意味を、私は知るのであった。
「梅雨はインクがにじんだり、外で漫画のネタを集めたり出来ないし、大変なんだよね。はぁ――――――」
と、私はそう思いつつ、最近の漫画の出来について考えていた。最近の漫画の出来に関して、担当の川西帆乃夏に聞いてみた所、どうも最近の漫画は質が落ちて来ているのだそうだ。自分としては全くそのようなイメージはないのだけれども。
『他の方達の出来は上がっています。まぁ、私的な漫画としての出来評価は二人羽織先生ははっきり言わせて貰えれば少し微妙な気がしますが、あの漫画は全体的な出来で楽しむ話なので。けれども、最近はつなぎの話が多くなっている私達からしたら、もっと読者の皆様を驚かせないといけません。そう言った驚愕の展開を出さないといけません。
6月号はこれでいきますが、7月号からはもう少し展開を工夫しましょう。それについては、この原稿を入稿した後お互いに考えましょう』
そう言って川西帆乃夏は6月号用の原稿を渡した後、そう言っていたのであった。それを受けて、私は溜め息を吐くのであった。
「……まぁ、私としては7月号までに作らないといけないな」
と、僕はそう思いながら「はぁ……」と思うのであった。
「7月号にはもう少し、面白い漫画になるために頑張って置こう」
と、私はそう思いながらこの漫画をするためにこれからの精進を誓い、まずはどうやって川西帆乃夏を納得させるための……
「デートプランだよなー……」
……プロットでは無く、デートプランを考える私なのであった。