4月11日 赤城正義の企画嘆願
4月11日、天候晴れ。
「はぁ、本当に悩ませてくれるなぁ……。赤城君には……さ」
と俺、赤城正義の前に立つ、兎のぬいぐるみの頭を被った兎山課長が頭を抱えながらそう言う。その理由である俺は課長に頭を下げて、手を合わせて嘆願をお願いしていた。
「けれども、君には色々と迷惑をかけちゃっているしね。一番最初に担当させたのが君には荷が重すぎる、黒口穂波先生。そして黒口穂波先生から輝き閃光先生へと変えていたんだけれども、その輝き閃光先生も別の雑誌に移動になって新しい担当の先生、しかも黒口穂波先生レベルの先生に担当を変えた事に関しては、本当にすまないと思うから良いんだけれどもね」
「けど、この企画は良いと思うんですよ。4月号は二人羽織先生しか作品を漫画として出していませんし、アイデアを出すだけならばそこまでの負担にはならないと思うんです!」
「確かにそうだがね……」
うーん、と頭を悩ませる兎山課長。
「あぁ、そうだな。確かにその通りだよ。君の言う通り、これは漫画として冊子を、さらに良い物にするために必要な事の1つだとは思うけれども……。まぁ、君が言うようにそんなに時間も取られる事もありますが。
では、早速やらせていただくので嬉しいけどね。――――――さぁ、君も輝き閃光先生に対して最後の要求、いや最後のイベント事をおっ始めてくれたまえ」
「分かりました」
俺はそう言って、輝き閃光先生の所に向かって行った。
―――――――今回、俺が提案したのは先生同士のイベント事である。それがどう言うイベントなのかを皆が知るのは、少し先の話。
月刊うろNOWの先生同士でイベントをやります。けれども、その辺りの話を書くつもりはありません。4月20日までのお楽しみですので、来週まで少々お待ちを。