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冒険者

ここから作品が始まります=

心地の良い風が自分の肌を撫でた。

「うっ....ううっ」

目を徐々に開けるとそこは大きな木の下。

「ちょっと~何あんた寝てるのよ!」

隣でいきなり吠え出す。

いつの間にか強い眠気にやられて寝てしまったらしい...

「さっさと済ませてから寝ろよっ」

と、正面に大きくいばりながら言う男。

俺らは現在『依頼屋』から受けている賞金稼ぎに賞金首モンスターを狩りに行っている最中であった。


が、この通り寝てしまったため仲間からブツブツ言われながらも立ち上がる。

「さぁ~て、賞金首狩りに行きますかっ!」

と、自分なりにかっこよく切り出したがスグ....

『てめェを待ってたんじゃい!!!』と、突っ込まれた。

ここは『迷いの森』と言う。

別名、『シーズンゲート』とも言われる。

この森では、春・夏・秋・冬が入り混じった森で、何故このようになってしまったのかさえ未だに解明されていない。

賞金首モンスターは、基本的には

普通のモンスターとは強さ『レベル』が違う。

強さ『レベル』どころか姿形までも若干違っていて、

まるで『強化型』と言ってもおかしくはない。


そんな賞金首モンスターの依頼を受け取って狩るのが俺ら....

『ファディオン』だ

俗に言う、『冒険者』ってところだろう...

基本『クエスト』『依頼』『討伐』をメインに仕事をする。

俺ら冒険者ファディオンのような者は数え切れない程いる。

今回の討伐対象は、『ラムク』だ。

○ラムクの特徴○

・主に電気魔法を使用してくる

・通常は地面の中で眠っている


「じゃあ~、見つけられなくね!?」

しかし、俺の言葉に2人は無視をしてスタスタ歩く。


電撃魔法の能力は高く、一般人が喰らうと普通に気絶する。

地面の中に通常はいるので、基本見つけられないが

地面に直径50センチ以上の穴があれば『ラムク』と確信してもよい。

また、大きな洞窟へと一行はたどり着いた。

現在の季節は『秋』木の葉が茶色に変化して道にも落ちている。

そして今回の賞金首ラムクは出現する季節は...

『夏!!』

大きな洞窟には大したモンスターさえいないが夏の空間へ行くにしたがって

洞窟内も暑くなるのが分かった。

そして、洞窟を抜けた。


すると、空気はガラリと変わり木々の色も鮮やかになっている。

そして、何よりも暖かい♪

「うわぁ~暖かいね~」

そういいながら大きく体を伸ばす。

すると、隣に居た男の目つきが変わった。

「来るぞ....」

そう言って腰に備えてある剣に手を置いた。

「ユリ、魔法の準備は?」

男は正面を見たまま言う。その目つきは変わらない。

「だいじょーぶ!いつでも来いって感じよ」

≪女ファディオン≫であるユリは魔法使いである。

「ラウェイ...いいな?」

「おう!賞金首かぁ?」

そう言ってると同時に正面から現れたのは大きな図体をした岩石。

いや、、鎧を纏ったかのように硬い岩石のモンスター

「ちっ....ロックハウンドだ!」

ロックハウンドと名の付いたモンスターはラウェイ目掛けて突進!

「え?ちょ....俺!?」

いきなりの標的にされたラウェイは大きな図体の角のような部分によって吹っ飛ばされた。

それを見た男は、舌打ちをしながらロックハウンドの死角へ入る。

女ファディオンのユリは魔法を詠唱している。

大きな≪水魔法≫を発動させるつもりらしい。

いきなりロックハウンドの標的にされたラウェイは木にぶつかって腰を痛めていた。

「いてて....あの野郎!」

そう叫んで腰に備えてある剣を一気に引き抜いてロックハウンドへ殴りこみ

男は死角に入ってそのまま後ろ足の攻撃を繰り返していたが岩石に包まれている図体はビクともしない。

『ガルルル.....』

ロックハウンドがラウェイに威嚇をしたかと思いきや一気に再び突進をしてきた。

お得意の『片手剣スキル』をラウェイは発動!

「うぉぉぉ!!昇炎斬ぃぃ」

すると、ラウェイの持つ剣からいきなり炎が現れそのまま突き上げるように切り裂いた。

『ガル...??』

しかし、ロックハウンドには全く効果がなく逆に動揺している。

「シャイニングレイヴ!!!!」

動揺しているモンスターをよそに男は一気に背中に飛び乗って頭部を攻撃した。

さすがに頭部の岩石はもろいのかロックハウンドはその攻撃によってよろけ、倒れた。

「アビス、魔法できるわよ!」

ついに、≪水魔法≫が発動できる!

「オメガフラッド!!!!」

すると、周りに大きな水ができ、それがロックハウンドを取り囲む。

そして.....

大きな水の衝撃とともにその水が一気に弾け、ロックハウンドに当たる。

『ガルルル.....』

ロックハウンドはそのままぐったりと寝込んだ。

「うぉぉ!!! ムーンスラッシュ!」

ラウェイはそこを狙って一気に腹部に2度の強斬りをかました

ロックハウンドは大きく唸ってからぐったりとした。

「ふぅ....大丈夫かな?」

ラウェイは剣でロックハウンドを突いた。

「大丈夫みたいだな」


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