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追放された王女ですが、ダンジョンのラスボスは私でした 〜騎士と執事に愛されながら辺境の町を最強のダンジョン都市にします〜  作者: れんれん


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第7話:住民の反応と食料事情の分析・今後の計画会議

朝、広場には昨日の報告を聞いた住民たちが集まる。

リシア・フォン・アルヴェルドは静かに歩きながら、皆の様子を観察する。

「第一階層と第二階層の資源を活用した生活は、皆さんどうですか?」

住民の一人が手を挙げる。

「本当に助かっています!食料も安定してきましたし、道具も少しずつ揃ってきました」

別の住民も笑顔で言う。

「畑の作業も効率が上がりました。姫様のおかげです」

リシアは胸の中で微笑む。

(希望が、確かに芽生えている……)

(でも、まだ全員には十分に浸透していないわ。慎重に進めなければ)

午前中は住民の反応を一つずつ聞きながら、資源の消費量や配分を確認する。

ルーベルトがメモを取りながら分析する。

「姫様、食料の自給率は第一階層だけで約七割です。第二階層を組み合わせれば、十分に安定します」

「なるほど。残りは作物の増産と道具の整備で補えるわね」

リシアは計算しながら頷く。

ガルドも参加して、安全面の報告を行う。

「第二階層のモンスターは弱体化しているとはいえ、単独での探索は危険です。今後も護衛の配置は必要です」

昼、執務室で会議が始まる。

議題は、街の発展計画と今後の階層開放の方針。

リシアは地図を広げ、第一・第二階層の資源配置を示す。

「第三階層は、まだ一般開放はできません。資源は豊富ですが、危険度も高い」

住民代表が提案する。

「姫様、第一と第二階層の利用だけでも十分発展できます。第三階層は、資格制にするのが安全かと」

ルーベルトも意見を添える。

「はい。突破者のみが入場できる指輪を作り、管理すれば混乱を防げます」

ガルドが真剣な表情で言う。

「突破の基準も重要です。誰にでも許可すると、王都に噂が届く恐れがあります」

リシアは深く考える。

(王都に気付かれる前に、街を安定させる……これが今の最優先事項)

(資源の分配、住民の教育、警備……やることは山積みだわ)

会議の結果、方針はこう決まる。

・第三階層は突破者資格制で管理

・突破者は指輪を受け取り、許可された者だけが入場可能

・第三階層での資源活用は安全確認後に限定

・第一・第二階層の活用で街の生活を安定させる

住民たちにも報告され、理解を得る。

「姫様、これで安心して生活できそうです」

「危険も最小限で済みますね」

夕方、リシアは書類を整理しながら、ガルドとルーベルトと共に街を見下ろす。

「皆の生活が、少しずつ整ってきた……」

「これからは、第三階層の準備と商人の招致も進めましょう」

心の中でリシアは決意する。

(まだまだ始まったばかり……でも、私たちなら必ず、この街を発展させられる)

森の奥深く、静かに潜む第三階層が、次の試練と可能性を待っている――

リシアと二人の男、そして選ばれた住民たちの未来が、今まさに動き出す。

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