第20話:第三階層の探索ルール最終調整と次期挑戦者募集
朝、リシア・フォン・アルヴェルドは執務室で資料を整理していた。
「第三階層の運用を本格化させるため、探索ルールを最終調整する必要があります」
ルーベルトは魔力監視装置の設定を微調整し、ガルドは剣を整えながら助言する。
「姫様、入場資格と突破基準を明確にすれば、深層の安全も維持できます」
「ええ、混乱を避けつつ、街と探索者たちを守らなくては」
リシアは静かに頷く。
会議が開かれる。
突破者の力量、判断力、連携力を基準に入場指輪を授与する案が議題となる。
「誰に資格を与えるか慎重に決める必要があります」
「まずは街の中から選抜し、段階的に運用するべきです」
ルーベルトとガルドも意見を述べ、リシアは全てを考慮しながら決定する。
(やみくもに許可を出せば、王都に噂が届き、立場が危うくなる……)
試験内容も最終調整される。
突破者は入場指輪を授与され、力量に応じて追加で最大二人まで同行可能。
探索ルールは文書化され、街の秩序と資源保護を両立させる。
午後、次期挑戦者募集の告知が街に広まる。
「姫様、挑戦者たちの志気が高まっています」
ルーベルトが報告し、ガルドは剣を軽く振り、準備万端を示す。
住民たちは期待と不安を胸に、第三階層の挑戦に挑む覚悟を決める。
リシアは心の中で決意を新たにする。
(街の安全と発展を守るため、慎重かつ柔軟に対応する……)
夜、街を見下ろすリシア。
突破者たちの勇気と努力が、街の未来を支えている。
第三階層の探索ルール最終調整と次期挑戦者募集により――
リシアと二人の男性、そして選抜された突破者たちの物語は、確実に前へ進む。




