第18話:第三階層の探索ルール確立と選抜制導入
朝、リシア・フォン・アルヴェルドは執務室で資料を整理していた。
「第三階層の運用を本格化させるために、探索ルールを確立する必要があります」
ルーベルトは魔力監視装置を整えながら頷く。
「姫様、入場指輪と突破基準を組み合わせれば、安全性を維持できます」
ガルドは剣を手入れしつつ、助言する。
「突破者だけに入場を許可する形にすれば、混乱も防げます」
会議が開かれる。
「誰に資格を与えるか、慎重に決めなければなりません」
リシアは静かに考える。
(やみくもに許可を出せば、王都に噂が届き、立場が危うくなる……)
住民代表の意見も取り入れる。
「姫様、まずは街の中から選抜すべきです」
「経験者や勇気ある者を優先すると、深層の安全も確保できます」
試験内容やパーティー編成のルールも議論される。
突破者には入場指輪を授与、基準を満たせば追加で最大二人まで同行可能。
入場資格は慎重に管理し、街の秩序と資源保護を両立させる。
リシアは心の中で決意する。
(街の安全と発展を守るため、ルールを明確にする。誰も無理はさせない……)
ルーベルトも頷き、ガルドは真剣な表情で理解を示す。
午後、入場資格の初選抜が行われる。
突破者候補が集まり、戦闘力や判断力、連携力をチェック。
「これで第三階層の探索は安全に運用できる」
リシアは静かに微笑み、街の発展と住民の未来を思う。
夜、街を見下ろすリシア。
突破者たちの努力と勇気が、街の活気を支えている。
(まだ課題は多い……でも、この街なら皆で乗り越えられる)
第三階層の探索ルール確立と選抜制導入により――
リシアと二人の男性、そして選ばれた突破者たちの物語は、確実に前へ進む。




