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本当の貴方  作者: 松石
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 セイル様の背中でゴキゲンで歌っていたテンでしたが、


『あっ、美味しそうな実がなってる! 味見してくるね!』


 ピョ~ン!とセイル様の背中から飛びおりると、楽しそうに森に向かって走っていってしまいました。


 無邪気で可愛い後ろ姿を見送りながら、はたと我に返った私は、慌ててセイル様から離れます。


「すみませんっ! とても綺麗な手をしてらしたのでつい無意識に触れてしまって…」


 真っ赤な茹で蛸のような私は、必死で言い訳するのでした。


「無意識…ですか?」


 深緑の切れ長の目が、私を捉えて。


 甘い魅惑的な声が、頭の中で響いてリフレイン。


 胸がドキドキして恥ずかしくて逃げだしたいのに、緊張して足が動きません。



「私は、アリシア嬢が好きです」


 セイル様は真剣な表情でそう告げると、私に歩み寄り、呆然として動けないでいる私の前に跪きました。


「私の気持ちに、応えていただけませんか?」


 私の瞳を見てそう言った後、左手の甲に優しいキスを落とすセイル様。


 私も貴方が好き。


 とても、嬉しいのに…。

 

https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/122288809/episode/2073631


https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/983014180/episode/10654625

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