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第一話 その四
その三の続き。
不思議に思いながら、冬は屋上に続く扉に行きました。
ドアを開けると………
そこには、真っ白なコートを着た冬と同じくらいの女の子がいました。
(「この子が歌っていたの…⁉︎ 信じられない…ていうか…」)
冬はその時何かを感じました。
「…きらきらしてる…」
他の人からは感じられない、「輝き」。
(「歌声だけじゃなく、表情も明るい…」)
「こんなふうに、歌いたい…!」
冬は思い切って、その子に話しかけてみました。
「…あなたが、歌っていたの?」
冬はききます。
女の子は歌うのをやめて、こう答えました
「うん。そうだよ。」
「わ、私、小柳冬…あ、あなたの名前は?」
冬はさらに聞きます。
女の子はこう答えました
「私? 私はね…」
「こやね、って言うの。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(続く)




