Injuring―寄り添う手に血はかかる
なんで、あいつ等はああなった?
なんで、俺は何も出来なかった?
なんで、俺はまだこうして存在している?
なんで…なんで?
罪深き俺が、なんで?
………………。
…なら…自分で死ねばいい…。
死にたい、死にたい…。
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい!!!
誰か、この命を消してくれ!!!
誰か…頼むから、誰か…。
■ □ ■ □ ■ □
「うあぁぁっ!!放せ、放せぇえぇぇぇぇっ!!!」
「ダメです!それだけは聞き入れることは出来ません!」
「私、これ以上キミが傷つくのは見たくない!私たちがそばにいるから!だから落ち着いてっ!」
「なんで、なんで俺は生きているっ!なんであいつ等はああなったっ!!なんで、なんで俺は死ねないんだっ!!!」
「おやめ下さい!いくら切っても意味は無いです!」
「やめて!血が、血が…!」
「うぅ、うぁぁぁぁ……うぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」
「っ!」
「きゃあっ!」
「…なんで、なんで!手首を切っても、首に刺しても、心臓を抉っても!!なんで俺は死ねない!!なんで死ぬのを許してくれないっ!!あと、どれだけ血を流せば俺は死ぬんだぁぁぁぁぁ!!!」
「■■■様、眠らせて下さい!私が出来るだけ抑えます!」
「分かった!頼むよ、■■■■■!」
「がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!誰か、誰か殺してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「もう、キミのそんな姿は見たくないの…。ごめんね…ごめんね…」