表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/119

72.サイレナスの穴場

「………………」

「………今っ!」

「早いわよ。…ここっ!」

「でもとれたぞ?…って、ニグニグじゃねえか?」

「力技じゃない…にしてもまた珍しい魚ね。見た目はアレだけど」

「なんだかどうでもいいんじゃない?」

「っと、さっさと入れないと」

「んあ?…じゃあ次釣るか!」

「ニグニグの連釣りは勘弁してね」

「ん。……………」

「…………静かね」

「ん。だな」

「…ちょっと風が冷たいから、寄って…いい?」

「ん?ああ、じゃあ俺が行く」

「え?…ありがと」

「ん。………釣れたぞ、といっても投げ出したいなぁ」

「ニグニグ、か…次釣れたら投げようかしら、ね…」

「んお?…さて、次の魚っと…」

「……釣れた。…あら、大人の水魚。帰さなきゃ」

「…静かだな」

「…そうね。…それに、あったかい」

「…ん」

■ □ ■ □ ■ □

川べりの岩に座って、狩人の少年と少女は釣りをしています。

冷たくなってきた風の中、2人は影を1つにしていましたとさ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ