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65.シャムズさんの魔法講座 2

「では…講座を始めます」

『はーい!』

「あぅ…えと、じゃあみなさん…順に3つある水晶の、どれかに触って、下さい…」

『はーい、シャムズせんせー!』

「あ、あぅあ…」

「子供たちは元気ね…シャムズさんは大変そうだけど」

「今度こそ、俺は空を飛ぶぞ!」

「はいはい、じゃあ行ってらっしゃい。また変化無しでしょうから」

「うおー!俺もやるぜーっ!」

「はぁ…全く、今までだってノーベルトさんが持ってきた水晶全部で駄目だったじゃないの…」

「ねえねえシャムズさん、これは?」

「ん…!?アワユちゃんは…少なめだけど…属性全てに素質がある…!?」

『おお~…』

「空は飛べるの?」

「うん…風については一番素質があるし…いけるはず…」

「やったぁ!」

「シャムズさん、俺は!?」

「ん…マタク君は…土、だね…」

「土?火は?」

「…無理みたい…」

「そ、そんなぁ~…」

「…シャムズさん、俺は…」

「…適性、全て無し…逆に、珍しいよ…」

「くっ、まだ努力が足りないか…!?」

「いや、努力とかいう範囲を…超えてるよ…?」

「ならば努力を重ねるのみ!アキフの丘へ行かねば!」

「あ、あの…ハルバ君…」

「俺は飛ぶんだぁぁぁぁぁぁ…!!」

「…ま、分かっちゃいたがな」

「アレクスさん…来てたんですか…?」

「ん、まあな。なんだか面白そうなことしてるようだし、それに…」

「あっ!アレクスお兄ちゃんだぁ!!」

「アワユもいるしな、っと!」

「えへへっ♪」

「べったりねぇ…さて、見たかったものは見られたことだし、傷薬を用意しなくちゃね」

■ □ ■ □ ■ □

村の集会所で、精霊と少女は一緒に魔法の勉強をするために、仲良く1つの椅子に座っています。

その頃、遠くの丘ではいつかあったような真っ赤な景色が出来上がっていましたとさ。

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