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Laughing―そう、死神のように
でかい獲物がやって来た。
我らが狩人が走り出す。
さあ、勝ってきて、狩ってきて。
憎々しい獣を、蹂躙するために。
でも、全部は駄目。
それは、自然の規律。
狩り続けられるようにするための、約束事。
でも、帰ってきてくれたら、笑っていいでしょう?
穏やかな、素顔という仮面の下て、心の底から高らかに。
だって、嬉しいのだから。
あはは、あははっ♪
憎しみが、ちょっとだけ晴れる?
いや、まだまだだ。
やっぱりこの手で狩りたい。
あはは、あはははっ♪
そうだ、武器を磨こうか。
奴らのどこに、刃を突き刺そう?
それを想って、また笑みがこぼれそう。
あはは、あははははっ♪
でも、こんな自分を『あの人』が知ったら、嫌われてしまうかも。
それでも、あぁ、それでも。
憎しみと共に湧き上がる、この興奮。
たまらない、これ以上が欲しくなる。
あはは、あはははははっ♪
笑顔が、嬉しすぎて治まらない♪